ツバキのこと
昨秋より「日本の森」上部の塗装工事で天井部分をシート等で覆っていたため、エリア全体が薄暗くなっていました。このたび工事が終了したので、徐々にシートを除いています。ガラス越しとはいえ、太陽の光の偉大さを感じます。さて、寒いこの時期は「日本の森」の植物も葉が落ち、緑も少なく寂しい雰囲気。その中でふと見上げると赤い花がぽつぽつ見えます。ツバキ(ヤブツバキ)です。漢字では木偏に春と書いて「椿」ですが、花は寒い冬から春にかけて咲きます。庭木として植えられることが多く、メジロなどが蜜を吸いに来るのをみかけたことはありませんか?花の奥のほうに蜜があります。私は吸ったことはないけど、吸ったことがある係員によると、まあまあ甘いらしいです。蜜を吸う時に鳥たちの体に花粉がつくため、彼らの移動によってツバキは広く受粉の機会を得ることになるわけ。ツバキの戦略はたいしたもの!そんなことを思い出しながら、「日本の森」を見上げてみてくださいね。一方、こちらはバックヤードにいるコツメカワウソの「ツバキ」です。今年20歳になるツバキ。なかなかお茶目でしょ?(左は撮影当時、同居していたハチです)年相応で時々体調を崩すこともありますが、元気にやってます。植物のツバキにあやかり、たくましく過ごしてほしいものです。
植物
2025.03.03