魚類
2025年08月28日
水槽の周りを歩いたり作業をしていたりすると、時折視線を感じることがあります。
も、もしかして幽霊!?と視線の方を見ると...

きゃ〜!シロワニがこちらを狙ってる!?
生きものたちがこちらを見つめている瞬間、つまりは正面から見た顔を見かけることがあります。
このシロワニは「太平洋」水槽で暮らすサメで、比較的温厚な性格に反して正面から見るととてもイカついお顔をしています。水槽内を悠々と泳ぎ回っているので、ふとした時に正面を向いて泳ぐ姿を見られるかも...??
次はこちらです。

明らかにこちらを覗き込んでいますね、、?
こちらはヤイトハタで、シロワニと同じく「太平洋」水槽の生きものです。この魚も水槽の端っこでジッとしていることが多く、正面のお顔を捉えやすい魚ではありますが、こんなにも下から覗き込んでいる姿はレアです。
続いてはこちら。

「瀬戸内海」水槽よりホウボウです。
翼のような形をもった胸びれが特徴的で、胸びれの一部が変化した3対の胸びれ(胸鰭遊離条)でよちよちと歩くように移動する魚です。
ジッとこちらを見つめる顔は、何か言いたそうに見えますね(笑)
最後がこちら。

お、怒ってる??
「北極圏」のツノガレイです。
目の後ろにあるツノ状の骨質突起が特徴的で、普段は砂の下に潜りジッとしていることが多いのですが、この時は珍しく砂から出ており、ムッとした口をしてこちらを見ていました(笑)
個人的には顔を正面から見られる機会は少ないので、捉えられて嬉しかったです。
皆さんも生きものを見ている時に視線を感じたら振り返ってみてください。
私たち飼育員もまだ見た事がない、生きものたちの多彩な顔を見られるかもしれません。
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