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Blog 海遊館の舞台ウラ

展示のこだわりや、赤ちゃん情報、生きものたちの普段の様子など、
現場ならではの裏側をのぞいてみませんか?新しい発見がたくさんあるかも。

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人気の休憩場所?

朝の見回りの途中、「クック海峡」水槽を通りがかる時に私がよく楽しみにしている場所があります。それがこちら...アオウミガメがアクリルガラスと岩の間で収まっています。何とも言えない表情ですね...。よく、見かけたお客様や、館内アンケートでもご心配の声をいただきますが、アクリルガラスと岩に体を入れて休んでいるだけなんです。どうぞご安心ください。こちらのアクリルガラスと岩の接する場所なのですが、休みにきているのはアオウミガメだけじゃないんです。こちらのポートジャクソンネコザメも、アオウミガメのいない隙を狙ってよく収まりに来ちゃいます。大変可愛らしいですね。私がよく見かけるのはこの2種類なのですが、ついこの間、珍しいお客さんを見かけました。それがこちら...え、エビがいるー!このエビは「パックホースロブスター」といいます。大きくなると荷物を積んだ馬に見えることから、この名で呼ばれています。普段は底にいるロブスターも、岩場を上がって休みに来るこの場所は、この水槽の生きものたちの絶好の休憩場所みたいです。皆様も通りがかった際には是非、誰が休んでいるのか覗いてみてくださいね。

爬虫類・両生類

2026.06.08

エイの赤ちゃん第2号

最近ジワジワと気温が上がってきて、もう夏の訪れを感じる今日この頃です。さて、タイトルにもある通り、「エクアドル熱帯雨林」水槽でエイの赤ちゃんが産まれていました!( ´∀` )このエイの名前はホワイトブラチェドリバースティングレイといいます。別名ポルカドットスティングレイとも呼ばれる、淡水に住むエイです。赤ちゃん第1号は去年の12/26日にブログで紹介しているので、ぜひ確認してみて下さい。→「淡水エイ」の赤ちゃんが生まれました ただし、この赤ちゃん2号の出現について不思議なのは、親がいる水槽ではなく、その右隣にある水槽で発見されたことです。そして、発見された時の大きさが現在の1号と同じくらいだったことです。いったいいつ産まれたのか、そして隣の水槽にどうやって移動したのかと首をかしげました。「エクアドル熱帯雨林」水槽は、横長の水槽が3分割されており、生まれて間もない小さな時に水槽間にあるわずかな隙間を通ってきたのだろうな~と思いますが、いつ産まれたのかは本当に謎。1号の出産後、母エイは「エクアドル熱帯雨林」水槽に戻したので、また次の出産を行ったのか?それとも戻した時に実はまだお腹の中に1号のきょうだいがいて、密かに産み落とされたのか?なにはともあれ、無事に生まれて、無事すくすく育ってくれたよかった~ 赤ちゃん2号は、現在はバックヤードで飼育していますが、また、展示できればと思っています。

魚類

2026.06.06

生きものたちの舌を見比べてみよう

皆さん、こんにちは!突然ですが皆さんは、海の生きものたちの口の中を近くで見たことはありますか?今回は、海遊館に暮らす生きものたちの「舌」について深堀していこうと思います!生きものたちとの違いが分かりやすいように、まずは私たちヒトの舌にどんな役割があるのか見ていきましょう。ヒトの舌の主な役割は4つに分かれます。1. 味覚を感じる2. 食べ物を噛んだり、飲み込むときのサポート3. 言葉や音を出す際の発音のサポート4. 歯並びの維持大きくこの4つが挙げられ、舌という器官は私たちになくてはならない重要な役割を持っています!では、ここから本題に入っていきますね!今回はそれぞれの生きものたちの口の中の写真を撮影してきました!その写真を見ながら、海の生きものたちの舌にはどんな構造・役割を持つのか見ていきましょう!<カマイルカ>まずはカマイルカです!カマイルカの口の中はこんな感じになっています!カマイルカの口は大きく、舌も比例して大きく、分厚いのが特徴です!カマイルカなどのハクジラ類は餌となる魚やイカを食べる際に、咀嚼せず、丸呑みにする「吸引摂餌」という食べ方を持つ特徴があります。ハクジラ類は魚を丸呑みする時、魚のヒレや棘が刺さらないように尾側ではなく頭側から飲み込むことがほとんどです。野生のイルカたちは生きている魚を主に食べます。この時に必ず魚の頭以外を咥えた場合は、咥えなおしを行い頭から飲み込みます。その際に舌を使って頭側から飲み込めるようにサポートしていると思われます。また乳児期には舌に葉状突起というヒダがあり、母親の母乳を飲む際にストローの様に巻いて母乳を飲むことが分かっています!<カリフォルニアアシカ>続いてはカリフォルニアアシカの舌を見てみましょう!アシカたちの舌は細長いですが、人の舌と同じほどの厚さがあるように見えますね!口の中を見ると、歯が真っ黒で虫歯がいっぱいと思われますが、これは虫歯ではないので安心してください!!少し話が脱線してしまいましたね...(泣)アシカたちの舌の役割についてはイルカ達とよく似ています。アシカが餌を食べる時も咀嚼せず、魚を丸吞みにします。この時に魚を口の奥に運ぶ役割があります。 歯はすべて真っ黒ですが、舌も所々黒くなっているのが分かりますか?アシカたちの口が黒いのは、口の中に黒い色素を出す細菌が生息しているからだと言われています。細菌といっても悪さをするようなものではなく健康状態には問題ありません!!<ゴマフアザラシ>次の口の中の写真はゴマフアザラシになります!アザラシの舌の特徴は喉元にかけて横幅が広く、先ほどのアシカとは違い厚さが薄く見えます。アザラシもイルカ・アシカと同じように魚を丸呑みで食べるので、喉の奥に魚を運ぶ役割が舌にはあります。次にこの写真を見てください!これは正面から撮影した写真ですが、舌先がハートのような形になっています!生きものごとに様々な違いや新しい発見があるため、我々飼育員は生きものたちを観察することも日々の大切な作業になっています! 皆さんどうでしたか!?今回は3種類の生きものを見比べてみました。舌の形はそれぞれ少し違いますが、その役割は似ている点も多くあります!特に魚を丸吞みにするとことに関しては3種類とも同じでしたね!私たち人は舌に味覚を感じる味蕾という器官が存在しますが、魚を丸呑みにする海の生きものたちは、味蕾をほとんど持たないと言われています。そのため、皆さんから「イルカやアシカ、アザラシ達は「味」が分かりますか?」と聞かれることがありますが、味蕾がほとんどく魚を丸呑みしてしまうため、味はあまり分かっていないのではないでしょうか! このブログを読んで、実際に生きものたちの「舌」を見てみたいと思ってくれた方!ぜひ海遊館やお近くの水族館に足を運んでみてはいかがでしょうか!!ちなみに海遊館では、毎日「生きものたちのお食事タイム」の時間があります!生きものたちの普段は見られない口の中を見られるのはこの時間が一番です!皆様のご来館を生きものたちと共にお待ちしております!ぜひ海遊館に遊びに来てくださいね!

哺乳類

2026.06.04

クラゲに舞う花びら

あっという間に春から夏にかけて季節が変わっていく中、皆様いかがお過ごしでしょうか。先日1週間ほど高知県にある以布利センターへ出張に行く機会がありました。その際、生物収集の目的で定置網船に乗った際に、あまり見たことがない、ひときわ大きいクラゲを見つけました。ヒゼンクラゲです。有明海などでも見られるクラゲで、傘経(傘の部分の大きさ)も最大70cmほどになる大型のクラゲです。一部の地域では "シロクラゲ" とも呼ばれ、食用にもなります。私が去年以布利センターへ赴任していた際には見たことがなかった印象でしたが、漁師さんの話によると、「ここ最近は毎日入っているよ~」とのこと。今回採集した個体も傘経40〜50cmほどの大きさでした。定置網に入るクラゲは網の中で魚に揉まれてボロボロになる個体が多いですが、この個体は傷がなく、綺麗な状態だったので以布利センターへ持ち帰り、育成してみようとなりました。 クラゲ担当の経験もある先輩飼育員にさっそく水槽を組み立ててもらい、水槽に入れてみると、傘の下の部分の口腕(足のような部分)に小さな魚がいました。 この魚はハナビラウオという魚で、幼魚の時期は大型のクラゲに寄り添い、身を守る習性があります。クラゲの毒で、他の大型の捕食者から身を守っているということですね。さらに寄り添っているクラゲを餌にもすることがあるそうです。水槽に入れた直後はクラゲの陰に隠れていましたが、次の日からクラゲの周りを泳ぐようになりました。 こういったクラゲや魚など以布利センターの一部の生きものは、海遊館に運ばれて展示されていることがあるので、ぜひ展示の生きものもよくみてあげてくださいね。

無脊椎動物

2026.06.02

海遊館産まれのバリアリーフクロミスのぐるぐるサンゴ展デビュー!

期間限定でエントランスビル4F飼育員カウンターにて展示していた「バリアリーフクロミス」の赤ちゃんですが、カウンターでの展示を終了し、今度は特別展「いのちぐるぐるサンゴ展」にデビューしました!このバリアリーフクロミスは「グレート・バリア・リーフ」水槽で回収した卵をバックヤードで育ててきたもので、飼育員カウンターでは、バリアリーフクロミスの採卵からバックヤードでの成長の様子を沢山のお客様とお話しすることができましたね~→ ニュース /【期間限定】バリアリーフクロミスの赤ちゃんを展示しています 「いのちぐるぐるサンゴ展」のサンゴ水槽では、美しいサンゴの間を他の魚たちと泳いでいる姿が見られます。新人?バリアリーフクロミスと他の魚たちとのコミュニケーションを見ていると面白いものがあります(笑)どんな顔が見られるか観察してみて下さい!また、「いのちぐるぐるサンゴ展」にある係員が手書きした「飼育員引継ぎ」でもバリアリーフクロミスを紹介していく予定です。生後7ヵ月の姿を見られるのは今だけ!「グレート・バリア・リーフ」水槽にいる成魚と比べてみるのも面白いかもしれません☆ぜひ会いに来てくださいね~

魚類

2026.05.30

  • #バリアリーフクロミス

コツメカワウソたちの反応はいかに?!

5月23日、24日の2日間、カワウソたちの未来を守るためのワークショップイベントを開催しました!⇒ ワークショップの様子はこちらワークショップの翌日、さっそく皆さんに手伝っていただいた素敵な「筏(いかだ)」と「ステップ」を設置しました。さてさてカワウソの反応はいかに?!海遊館の展示水槽はプールが広くてコツメカワウソがのびのび泳ぐことができるけれど、浅瀬や陸場がやや少ないので、水槽の中に竹でつくった筏を浮かべて浅瀬をつくりだしています。とても気にいってくれているようなので、今回、丈夫な竹風パイプをつかった「筏」を皆様と一緒につくって交換することにしました。朝、カワウソたちがまだ寝室にいる間に設置作業です。 心配していた浮力もばっちり!(ちょっと強いぐらい(;^ω^))寝室から出たコツメカワウソの「シイ」と「ブナ」、まずは朝ごはん...と餌をたべていましたが、途中でいつもと違うことに気がつくと、餌をもらうのを忘れて一気に警戒モードへ。上からいくのか水面からいくのか、シイがいくのかブナがいくのか。 しばらく警戒した後、残りの餌を食べに戻り(そこは忘れません。笑)、お腹いっぱいになったところでブナはスロープから、シイは水面から探索再開です。まずは度胸のあるシイから筏に上陸!ブナはシイが乗っているのをみると気になり上半身を乗り出してみるものの乗る勇気は出ず、シイに促されるもののこの日は乗ることはできませんでした。(^^;) でも、翌日にはブナも新しい筏を堪能してくれましたよ。 さて、お次は予備室のプール周りに設置するステップ。ステップの設置には、大きなプールから床に飛び降りた時に脚に負担がかからないようにする健康管理の目的と、遊んだり寝たりする場所の選択肢を増やす目的があります。さて、その効果はいかに?!設置をしている横から「ポポ」と「ミウ」の念入りな点検が始まりました。 一通り点検した後は、安心して2頭でまったりウトウト。 おもちゃ替わりの氷をプールに入れると、ポポはステップの上に取り出し、ミウはまだ眠たかったのか、上の段でお気に入りの木片を抱えてゴロリ。 ポポもミウもステップが気に入った様子「プールの高さの軽減」、「場の選択を増やす」どちらの目的も達成できました!筏もステップもカワウソたちにとても良い刺激を与えることができました!ワークショップに参加し、お手伝いしてくださったみなさまありがとうございました(^^)/これからもコツメカワウソたちの飼育環境を豊かにするために日々工夫していきたいと思います。

コツメカワウソ

2026.05.27

  • #コツメカワウソ

カワウソワークショップ開催!

突然ですが、5月の最終水曜日は何の日かご存知ですか? 正解は......「世界カワウソの日(World Otter Day)」!ちなみに今年は5月27日になります。絶滅の危機に瀕している野生のカワウソたちの現状や、彼らが暮らす環境について世界中で考える日です。当館でも、5月23日、24日の2日間カワウソたちの未来を守るためのワークショップイベントを開催しました!例年、事前募集型のイベントをすることが多い「世界カワウソの日」なんですが、今年は海遊館に来てくださった方に、ぜひワークショップに参加してカワウソについてもっと知っていただきたいと思い、当日募集型で開催してみました。当日募集型のイベントだったので、どんな方が参加してくださるのか、何人ぐらい参加していただけるのか??!とドキドキ!!しながら受付を開始したのですが、なんと2日間とも満員御礼!!たくさんの方が集まってくださいました(^^)/海外からいらしゃったお客様の中には、今日はこのイベントに参加するために海遊館に来たとまで言ってくださる方もおり感激(´艸`*)はじめに、カワウソについてのお話をしました。「世界のカワウソを取り巻く問題」や「なぜ海遊館でコツメカワウソを飼育しているのか」そして水族館の使命のひとつである「域外保全」への取り組みなど、ちょっと難しいお話もさせていただいたのですが、参加者の皆さんは、うんうんとうなずいたり、首をかしげたりしながら熱心に考え、耳を傾けてくれていました。ワークショップでは、海遊館で暮らすカワウソたちの環境を豊かにする大型アイテムづくりに、参加者の皆さんと一緒に挑戦しました!1日目は展示水槽の中に浮かべて「浅瀬」を造り出す「筏(いかだ)」。3組で息を合わせて竹風パイプをロープで固定して行きます。次のパイプを渡してくれる可愛いお手伝いさんも頑張ってくれました。こちらが完成した「筏」!3回のイベントで一つの大きな筏が完成しました!ロープのゆるみもなく完璧!!!2日目は予備室のプールの周りに置く「ステップ」。パイプで作った枠組みにネットをロープで縫っていきます。「お裁縫が得意なんです~」とすいすい進む方、4縫い目あたりから「わかってきた~!」とコツをつかむ方、みなさんスピードは様々でしたがしっかりとロープを締め込みながら縫ってくれました。そして、パイプの近くの穴に通す時にはお子様の小さな手が大活躍!完成した「ステップ」がこちら。筏もステップもゆるみのない安全なものができました!当日ご参加いただいた皆様ありがとうございます。このようなワークショップを通して、一人でも多くの方に海遊館のカワウソを身近に感じていただき、野生のカワウソたちの生きる環境のことに興味をもっていただけると嬉しいです。イベント後のアンケートには「節水、節電もカワウソのためになるということを初めて知った」「勉強になった。カワウソが遊んでくれるのが楽しみ。」と嬉しいお言葉がたくさん。私たちが地球にやさしい良いことを続けていけば、きっときっと世界のカワウソたちの未来は素敵なものになると思います。ぜひ今日からできることを一つでも良いので行動してみましょう♪長くなりましたので、「筏」と「ステップ」をコツメカワウソたちにプレゼントした様子は次のブログでご紹介します。ぜひご覧ください(^^)/⇒ コツメカワウソたちの反応はいかに?!

イベントレポート

2026.05.27

  • #コツメカワウソ

「端午の節句」らしく?!

5月5日は「こどもの日」ですが、「端午の節句」でもあります。端午の節句は古代中国の行事に由来したものですが、奈良時代に日本へ伝わり、菖蒲を使って邪気を祓い、無病息災を願う行事となったそうです。また、菖蒲が「尚武」(武道・武勇を重んじること)との語呂合わせになることから、江戸時代には男の子の成長を願う行事となり、五月人形を飾ったり、こいのぼりを掲げたりするようになりました。海遊館ではこの時期、じんべえのぼりをはじめとするいろいろな生きものののぼりをかざっています。さて、のぼりといえば、そろそろアユたちも淀川を遡上するのでは?以前も同じように思い、川を見に行った記録はこちらというわけで、今年も5月上旬の晴天の日に大阪市都島区と東淀川区の境にある「淀川大堰(おおぜき)」の魚道(右岸)をのぞいてきました。到着して川を見ると、魚道に近い堰が開いており、水がごうごうと流れていました。なんだか嫌な予感...こんなに流れていてはアユも登れないのでは??水も濁ってるし...予想通り、何も見えませんでした...途中、カワウが魚道上に飛んできたので、アユを捕まえに来たのかと期待しましたが、すっかりくつろいでいて、休みに来たみたいでした。魚道上流側の口にはアオサギがいましたが、こちらも魚を捕らえる様子は見られず。残念ながら、今回もアユの遡上を見ることはできませんでした。時間帯がよくないのか?前の日雨だったからか?どうも遡上を見ることができない私です(涙)。というわけで、ここは気分一新、「端午の節句」らしく?帰りに柏餅を食べ、海遊館の生きものたちの健やかな成長を祈っておきました。かしわもちについては、こちらもごらんください。国土交通省淀川河川事務所は毎年、「淀川大堰魚道におけるアユ遡上調査結果(速報値)」を出しておられます。それによれば、今年は3月13日より遡上が確認され、4月13日時点で右岸17,170尾の遡上を確認したとのこと。また、例年に比べると遡上数は少ないのだとか。この調査は6月ごろまで続くそうなので、注目したいと思います。また、「日本の森」水槽には今年生まれのアユたちを展示しておりますので、こちらもぜひ。

魚類

2026.05.26

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