水槽の見回り中の飼育員から、「日本海溝」水槽で虫が湧いてる!と報告が。
別の飼育員が確認すると、「これ、虫じゃなくてゾエアじゃないですか?」
よく見ると、小さな甲殻類の幼生がたくさん泳いでいました!
取り上げて観察してみます。
ゾエア幼生とは、甲殻類が卵から孵化した直後の姿で、他のプランクトンのように海中を漂いながら成長していきます。つまり、この水槽で飼育していた抱卵中のタカアシガニから無事に孵化したということです!
2023年、海遊館は世界の水族館で初めてタカアシガニのゾエア幼生から稚ガニまでの飼育に成功しました。
(→「タカアシガニの成長記録Part.2」)
そして今回、2年ぶりにゾエア幼生を入手!今年も稚ガニまでの成長を目指して大切に育てていきます。
この小さな命がどのように成長していくのか、ぜひ一緒に見守ってください。いずれ皆さまに小さなタカアシガニをお見せできる日を楽しみにしています!
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