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魚類

魚の呼吸方式とは?

2026年04月29日

季節の変わり目で、体調を崩しやすい時期ですが、みなさんは風邪などひかれていないでしょうか??
実は水族館の魚たちも、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期なので、いつにも増して、体調に変化がないか、観察を強化しています。
魚たちの健康状態の観察ポイントの一つに、呼吸があります。
今回は、魚の呼吸について紹介します。

私たち人間は肺を使って空気中の酸素を取り込みますが、魚は水中で生活しています。
では、魚はどのようにして水の中で呼吸をしているのでしょうか。
魚をじっと観察すると、顔の少し後ろにある「鰓(えら)」が規則的に動いているのが分かります。

▼モデルはアヤコショウダイ

魚はこの鰓を使って、水の中に溶けている酸素を取り込み、体から二酸化炭素を排出(ガス交換)しています。
鰓でガス交換をするためには、水を鰓に流す必要があります。

この、「魚が水を鰓に流す方法」は、大きく分けて2つあり、むずかしい言葉でいうと 「ポンプ方式」 と 「ラム換水方式」です。
この違いは、魚の生態や行動にも深く関わっています。

ポンプ方式は、口と鰓蓋の動きを使って水を吸い込み、鰓へ送り出す呼吸方法です。

▼コバンアジ

口と鰓蓋がパクパク動いていますね。
ポンプ方式の呼吸の特徴は、静止していても自分で水を送り込むことで呼吸ができることです。

次にラム換水方式は、泳ぐことで口から水を取り込み、その流れを利用して鰓に水を通す方法です。

▼ハガツオ

口は開けた状態で、鰓蓋も動いていません。
この方式は、泳ぐことで呼吸が成立すること、高速で効率よく酸素を取り込めることですが、逆にいうと呼吸を維持するために泳ぎ続けないといけないというデメリットもあります。
マグロなどは「泳がないと死んでしまう」と聞いたことがあるかもしれませんが、これはマグロがラム換水方式の呼吸しかできないためです。

実はこの呼吸方式、多くの魚類はどちらも用いることが可能で、普段はポンプ式呼吸だけど、泳ぐ時はラム換水方式呼吸ということもあるんです。

魚を観察する時は、ぜひ呼吸にも注目してみてくださいね。

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