オウサマペンギンの赤ちゃんが、南極大陸水槽にデビューします!
2017.01.17(火)より「南極大陸」水槽に、2016.09.27(火)生まれのバックヤードで育てていたオウサマペンギンの赤ちゃんを展示します。
この赤ちゃんは、孵化予定日を過ぎても生まれてこなかったため、赤ちゃんの成育を一番に考え、飼育係員がバックヤードで大切に育てていました。
1月10日現在、体長は70センチ、体重11キログラムと、ほぼおとなのオウサマペンギンと変わらない大きさまで育ちました。
この赤ちゃんは、綿羽(めんう)とよばれる、もふもふとした茶色い羽に覆われています。この茶色い羽に覆われた状態は、3月ごろまでご覧いただけます。
海遊館でのオウサマペンギンの誕生は、通算43羽目となりました。
2016年10月18日の様子
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【オウサマペンギンの赤ちゃんについて】
産卵日:2016.07.28 (木)
ふ化日:2016.09.27 (火)
ふ化後4日目、体長約10cm(目測)、体重180g
現在の大きさ:体長約70cm、体重11㎏
※1月10日現在
展示開始日:2017.01.17(火)より
※生き物等の状況により、展示を終了する場合があります。
海獣環境展示チーム 小林
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【担当者のコメント】
今回の雛は予定日を過ぎてもなかなか孵化しなかったので心配しました。エサを食べる量が少ないなど心配なところがあり、親の代わりとなり育てきました。おとなのオウサマペンギンと違い、茶色でふわふわの綿羽に覆われている元気いっぱいの雛をぜひご覧ください。
【オウサマペンギンについて】
和名:オウサマペンギン(ペンギン科)
英名:King penguin
学名:Aptenodytes patagonicus
南極大陸周辺の島に生息し体長約90cm、体重約12kg。小魚、オキアミ、イカなどを食べる。 ふ化後約1 ヵ月で体重約2 ㎏、2 ヵ月で体重約7 ㎏。生まれてからおよそ6 ヵ月後には親鳥 とほぼ同じ大きさになる。生後8 ヵ月頃に茶色い綿羽が抜け落ち、親と同じ模様になる。