きれいでかわいく、とっても不思議 「ウミウシ写真展」

※終了しました。多数のご来場ありがとございました。
天保山マーケットプレース3 階の海遊館サテライトギャラリーにて、「ウミウシ写真展」を開催中です。
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「ウミウシ写真展」のFacebook特設サイトもできました!
【「ウミウシ写真展」について】
《期 間》 開催中。平成26年1月26 日(日)まで。
《時間》 AM11:00~PM8:00
《場 所》 天保山マーケットプレース3 階 海遊館サテライトギャラリー
《内 容》 ウミウシの写真家17名が撮影したおよ70 点の写真展示と中野理枝博士の解説「ウミウシとは」「色とかたち」「くらし」「ユニークな名前」など
《入場料》 無料
【中野理枝(なかのりえ) プロフィール】
早稲田大学卒業後、広告代理店に勤務中の1987 年にダイビングを始める。1996 年ごろウミウシに開眼。ウミウシの図鑑や絵本の編集・執筆を行う。2007 年に琉球大学大学院理工学研究科に社会人大学院生として入学、本格的にウミウシの研究を始める。2013 年3 月に博士号を取得。現在、琉球大学大学院理工学研究科と東京大学総合研究博物館に在籍し、ウミウシの行動と分類についての研究を行っている。博士(理学)。
【ウミウシについて】
海の中をのぞき込むと、丸くて小さな生き物が海底でゆっくり動いているのを見つけることが時々あります。その生き物はあざやかな色をしていて、体の先端には2本の小さな角があり、角の反対側にはひらひらした花びらのようなものがついています。そんな不思議なかたちをした生き物がウミウシ。見た目からは想像しにくいけれど、これでも巻き貝の仲間です。
ウミウシの大きさやかたちは実にさまざま。日本に1,000種以上いるウミウシのほとんどが1-3cm 程度の大きさですが、大きなものは50cmを超え、一方で数mmしかない小さな種もいます。巻き貝の仲間らしく立派な貝殻を持つものもいれば、貝殻がすっかりなくなってしまったものもいます。最も種類が多いのは背中に角とひらひらがあるグループですが、背中一面が突起でおおわれているものもいれば、背中がつるんとしているものもいます。本当に全部が同じ「ウミウシ」なの? と思ってしまうくらい、ウミウシのかたちはさまざまです。
そしてウミウシは色もいろいろ。餌の色に似た色をしていることが多いのですが、餌の色とは無関係にとびきり派手な色をしているウミウシもいます。そのカラフルさ、あでやかさからウミウシは「海の宝石」と呼ばれることもあります。
色やかたちも独特ですが、ウミウシはその暮らしぶりもユニークです。どんな餌を食べるのか? 視力が良くなく動きも遅い、小さな小さな動物が、広い海の中でどうやって恋の相手を見つけるのか? 不思議に満ちたウミウシの生態も、今回の写真展では美しい写真とわかりやすい解説でたっぷりご紹介します。

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