諦めの早いクラゲ担当と経験値高めのカワウソ担当

海遊館では、大阪湾の生物調査も兼ねたクラゲ調査を月に2回実施しています。

この日はクラゲ担当の私と、カワウソ担当の上司で調査に行くことに。
車を走らせ採集ポイントに行くと、少し沖の方にミズクラゲがいました。
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こうなると、普段採集で使用している長い柄杓でも届きません。
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諦めの早い私は、
「あー。これは届きませんねー。」
と記録用紙に大体の個体数を記入し、早々に立ち去ろうとしましたが、カワウソ担当の上司は、車に詰んでいたロープで何やら柄杓に細工をしていました。

そして...
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見事にロープで柄杓を繋げ、2倍の長さにしていました。
ナイスロープワーク!!!(笑)

沖の方にいるクラゲを次々に回収し、採集個体は脅威の100個体超え!
おかげで展示水槽が大変華やかになりました。

カワウソ担当の上司からは「諦め早すぎ(笑)」と言われてしまいましたが、今まで柄杓を改造してまでクラゲを採集した強者を見た事がないので、仕方ないじゃないですかぁ。

私も最近、アカハナグマやコツメカワウソの飼育を担当するようになったのですが、まだまだ動物たちに振り回されっぱなしなので、これくらいの判断能力や根性がないとやってられんなぁと思う今日この頃です。

普段あまり接点のない従業員のいろんな話が聞けたり、意外な一面が見られたりするのも、採集の魅力かなと思っているクラゲ担当でした!

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