調査・研究
2023年11月01日
"計量記念日" の本日11月1日(水)に、館内「太平洋」水槽で飼育展示中のジンベエザメの全長・胴回りの実測を行いました。
結果は以下のとおりです。
全 長 | 胴回り | 推定体重 | 推定年齢 |
---|---|---|---|
遊: 6 m 10 cm 昨年(6 m 00 cm) |
2 m 62 cm 昨年(2 m 35 cm) |
1,700 kg (1,650 kg) |
16~17 歳 |
海:5 m 40 cm 昨年(5 m 25 cm) |
2 m 34 cm 昨年(2 m 20 cm) |
1,150 kg (1,050 kg) |
8~9 歳 |
※昨年より、健康管理の精度向上を目指し胴回りも実測しています。
海遊館では、まだ詳しい生態のわかっていないジンベエザメの生態研究や体調管理の一環としてジンベエザメの全長測定を行っています。全長測定はメジャーによる実測を行っており、この方法は給餌中のジンベエザメの体に触れるトレーニングによって実現しました。
また、今年の8月、9月に誕生したオウサマペンギンの雛の公開体重測定を実施しました。
雛の体重測定は成長観察、健康状態の把握のため毎朝実施していますが、雛の成長をお伝えしたいという想いから、お客様の前でオウサマペンギンについて、雛についての解説を行いながら体重測定を実施しました。
体重測定の結果は以下のとおりです。
出生直後の体重 | 11月1日の体重 | |
---|---|---|
2023年8月11日孵化の雛 | 171.9g | 11.04kg |
2023年9月3日孵化の雛 | 210.0g | 6.90kg |
※2023年9月3日孵化の雛は、11月1日朝に測定した体重を記載しています。
計量記念日を通して生き物たちが元気に成長する様子や海遊館の健康管理の取り組みを紹介し、自然環境について興味をもっていただきたいと考えています。
2025.04.24
生きもの情報
【海遊館初展示】タカアシガニの「メガロパ幼生」の展示をしています
「日本海溝」水槽で孵化したタカアシガニの幼生を4/23より、エントランスビル4F、飼育員カウンターにて期間限定で展示しています。 2025年3月7日(金)に、「日本海溝」水槽でタカアシガニの赤ちゃんが生まれているのを飼育員が発見し、バックヤードにて大切に飼育していました。タカアシガニの赤ちゃんは誕生直後は「ゾエア幼生」と呼ばれ、大人とは異なる姿をしています。脱皮を繰り返しながら「メガロパ幼生」を経て、大人と同じ姿の「稚ガニ」に成長します。この度、メガロパ幼生(約3mm)まで成長しましたので、世界最大のカニ「タカアシガニ」の今しか見られない貴重な姿をぜひご覧ください。また、タカアシガニの幼生の成長の様子はブログ「海遊館の舞台ウラ」でも紹介しています。 期 間 2025/04/23~ 場 所 海遊館エントランスビル4F 飼育員カウンター 種 類 タカアシガニのメガロパ幼生(大きさ約3㎜) 5匹程度 ※生き物の状況によっては急遽展示を中止する場合がございます。 タカアシガニ 英名:Japanese giant spider crab学名:Macrocheira kaempferi オスは鋏脚を広げると3m以上にもなる、世界最大のカニ。より大きな分類群である節足動物としても世界最大の種で、主に日本近海に分布するが、台湾などでも漁獲例がある。普段は深海域で生活し、春になると産卵のために浅海域へ移動することが知られている。
2025.03.31
ニュース
「世界自閉症啓発デー」にあわせた、 啓発イベントを開催します。
4月2日は、国連の定める「世界自閉症啓発デー」です。自閉症をはじめ発達障害をもつ方々への理解促進を目的とした、啓発イベントを開催します。① 施設のブルーライトアップ「世界自閉症啓発デー」では、世界中のランドマークが「いやし・希望・おだやか」を示すシンボルカラーの青色でライトアップされます。大阪府・大阪市の他施設とともに、「海遊館」「天保山大観覧車」のブルーライトアップを実施します。 海遊館 ブルーライトアップ(過去実施の様子) 日時 2025年4月2日(水) 日没後 ~ 21:00 場所 海遊館、天保山大観覧車 その他 ・天保山大観覧車では、2025年4月2日(水)~5月2日(金)の1か月間、お客様に「世界自閉症啓発デー日本実委員会」が発行するリーフレットを配布します。・予定枚数に達した場合、期間中であってもリーフレットの配布を終了させていただく可能性がございます。 ② アートスタンプラリー株式会社海遊館は2024年より、障がいを抱えるアーティストとライセンス契約を結び、アート作品を用いた製品の製作販売やイベントを開催するクリエイティブ会社「株式会社ヘラルボニー」と、発達障がいへの啓発を目的としたコラボ企画を実施しています。2025年は、切り紙アーティスト『輪島 楓』氏の作品を用いたアートスタンプラリーを開催します。専用のスタンプ台紙を手に、「天保山マーケットプレース」館内に5か所あるポイントでスタンプを集めていくと、重ね捺しで同氏の作品『ドロップス』が完成します。各ポイントにはスタンプの他、発達障がいについてお伝えする情報掲示もございます。 輪島 楓氏 作品『ドロップス』 期間 2025年4月2日(水)~5月2日(金) 場所 天保山マーケットプレース 料金 無料 参加方法 どなたでもご参加いただけます。館内5か所のポイントにはスタンプとスタンプ台紙、発達障がいに関する情報掲示があります。どのポイントからでも始めることができ、5つ全てのスタンプを集めると、輪島 楓氏の作品『ドロップス』が完成します。 その他 予定枚数に達した場合、期間中であってもスタンプ台紙の配布を終了させていただく可能性がございます。 【 株式会社ヘラルボニー 】 「異彩を、放て。」をミッションに、障害のイメージ変容と新たな文化の創出を目指すクリエイティブ会社。国内外の障害のある作家とIPライセンス契約を結び、ライフスタイルブランド「HERALBONY」の運営をはじめ、さまざまな形で異彩を社会に送り届ける多様な事業を展開する。【 輪島 楓 】 2008年11月石川県金沢市生まれ。魔法使いやヒーロー・ヒロインが出てくる物語が大好きで、5歳の頃から折り紙を切ってお話に出てくる登場人物やアイテムを表現している。作品「ドロップス」に散りばめられたモチーフは『不思議の国のアリス』のお茶会シーンからインスピレーションを得たもの。瓶、ナイフ、ドレス、ハートの冠、靴、水、ヒゲ、ズボン、ビスケット、矢印など、すべて切り絵で表現されている。
2025.03.28
生きもの情報
【お知らせ】「アリューシャン列島」水槽のリフレッシュ工事について[4/9~]
「アリューシャン列島」水槽は、2025年4月9日からより良い飼育環境の整備のため、ご覧いただけません。ご了承ください。工事終了は2025年秋以降を予定しています。 なお、エトピリカのバックヤードでの暮らしぶりを、海遊館HPのブログ「海遊館の舞台ウラ」でお伝えする予定です。