調査・研究
2024年03月11日
「ArCSⅡ(北極域研究加速プロジェクト)」とは、「国立極地研究所」「海洋研究開発機構(JAMSTEC)」「北海道大学」の3機関が中心となり、地球温暖化の影響が最も顕著に現れている北極域について研究することを目的に発足されたプロジェクトで、海洋課題や沿岸環境課題など、研究分野は多岐にわたります。
海遊館は、2018年にArCSⅡの前身である「ArCS(北極域研究推進プロジェクト)」の事業として実施された北海道大学の練習船「おしょろ丸」での北極航海調査に初めて同行、採集調査を実施し、2023年にArCSⅡ事業として再び実施された「おしょろ丸」北極航海調査にも同行しました。
館内「北極圏」水槽では、採集した北極圏生物や北極調査についての解説パネルを展示しています。
本イベントでは、海遊館とArCSⅡがそれぞれ飼育、または研究している「北極圏のアザラシ類」をテーマとし、飼育から得たアザラシの生態、調査研究で判明した野生下のアザラシや自然環境の現状などを、飼育員と研究者がお話しします。
開催日時:2024年3月24日(日) 13:30~16:30
場 所:海遊館エントランスビル2F「海遊館ホール」
参加申込:150名(先着順・無料)を募集します。
※年齢制限はありませんが、中学生以上対象の講演内容です。
内 容:飼育員と研究者が、「北極圏のアザラシ類」について、様々な観点からお話しします。 〇北半球に生息するアザラシの紹介など 三谷曜子 (京都大学)
〇グリーンランドでのアザラシ調査 櫻木雄太 (北海道大学)
〇アザラシの食べ物とイヌイットの毛皮利用 日下稜 (北海道大学)
〇海遊館で飼育する北極圏のアザラシ 竹内慧 (海遊館)
〇おしょろ丸での北極圏調査収集について 村田幹斗 (海遊館)
そ の 他 :〇イベント時にメディア取材が入る可能性がございます。予めご了承ください。
【 共同開催について 】
本イベントは、海遊館とArCSⅡ沿岸環境課題が共同で開催します。
ArCSⅡ(北極域研究加速プロジェクト)
2025.04.24
生きもの情報
※展示終了しました【海遊館初展示】タカアシガニの「メガロパ幼生」の展示をしています
※展示終了しました「日本海溝」水槽で孵化したタカアシガニの幼生を4/23より、エントランスビル4F、飼育員カウンターにて期間限定で展示しています。 2025年3月7日(金)に、「日本海溝」水槽でタカアシガニの赤ちゃんが生まれているのを飼育員が発見し、バックヤードにて大切に飼育していました。タカアシガニの赤ちゃんは誕生直後は「ゾエア幼生」と呼ばれ、大人とは異なる姿をしています。脱皮を繰り返しながら「メガロパ幼生」を経て、大人と同じ姿の「稚ガニ」に成長します。この度、メガロパ幼生(約3mm)まで成長しましたので、世界最大のカニ「タカアシガニ」の今しか見られない貴重な姿をぜひご覧ください。また、タカアシガニの幼生の成長の様子はブログ「海遊館の舞台ウラ」でも紹介しています。 期 間 2025/04/23~ 場 所 海遊館エントランスビル4F 飼育員カウンター 種 類 タカアシガニのメガロパ幼生(大きさ約3㎜) 5匹程度 ※生き物の状況によっては急遽展示を中止する場合がございます。 タカアシガニ 英名:Japanese giant spider crab学名:Macrocheira kaempferi オスは鋏脚を広げると3m以上にもなる、世界最大のカニ。より大きな分類群である節足動物としても世界最大の種で、主に日本近海に分布するが、台湾などでも漁獲例がある。普段は深海域で生活し、春になると産卵のために浅海域へ移動することが知られている。
2025.03.28
生きもの情報
【お知らせ】「アリューシャン列島」水槽のリフレッシュ工事について[4/9~]
「アリューシャン列島」水槽は、2025年4月9日からより良い飼育環境の整備のため、ご覧いただけません。ご了承ください。工事終了は2025年秋以降を予定しています。 なお、エトピリカのバックヤードでの暮らしぶりを、海遊館HPのブログ「海遊館の舞台ウラ」でお伝えする予定です。
2025.02.26
ニュース
【3/5より様々な装飾や催しが登場!】「海遊館」「天保山マーケットプレース」は35周年を迎えます。
2025年7月20日に、「海遊館」「天保山マーケットプレース」は35周年を迎えます 「海遊館」「天保山マーケットプレース」の35周年スローガンは『こころが、フフフ』。みなさまのこころがフフフと笑うような、"ちょっと"ワクワクする場所を目指します。 シンボルマークは、"ちょっと"ワクワクする「ワクワクのかけら」。ジグソーパズルのピースに見立て、それらが組み合わさって1つの形となるデザインとしました。2024年11月28日(木)にリニューアルオープンした、世界最大のサンゴ礁を再現する「グレート・バリア・リーフ」水槽と「35(サンゴ)」にちなんだサンゴ礁の他、周辺施設の天保山大観覧車や観光船サンタマリアをデザインに取り入れています。 また、35周年を迎えるにあたり、特設サイトを3月5日にオープンします。35周年を彩る様々な装飾や企画など盛りだくさんで周年イヤーを盛り上げますので、イベント情報はぜひ特設サイトでご確認ください。