調査・研究
2014年06月02日
「大阪湾スナメリ調査」の結果をお知らせします。
調査日 : 2014年5月31日(土)出航9時50分ごろ、帰航15時50分ごろ
場 所 : 大阪湾、関西国際空港付近
参加者 : 一般の方(19名)、大阪ECO動物海洋専門学校(19名)、マスメディア関係者(3名)、海遊館(4名)
航行距離 : 130km
発見数 : 5回、のべ10頭(5群10頭)
群れサイズ : 1~3頭
| NO | 緯度 | 経度 | 時刻 | 頭数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | N34:23:31.88 | E135:09:17.68 | 12:01 | 2 |
| 2 | N34:24:48.82 | E135:10:06.56 | 14:12 | 2 |
| 3 | N34:24:53.64 | E135:09:54.72 | 14:24 | 1 |
| 4 | N34:28:14.19 | E135:14:13.39 | 14:48 | 3 |
| 5 | N34:30:43.85 | E135:16:55.49 | 15:09 | 2 |
スナメリは、体が小さく背びれがないことから波に紛れてしまうことが多く、海上で発見するのが非常に難しい生き物ですが、今回はお天気と海況にも恵まれ、参加者全員でスナメリを目撃することができました。
また、ご参加いただいたみなさまと一緒に大阪湾を見ながら、あらためて人の暮らしと環境について考えるよい時間を持つことができました。
これからも、「大阪湾スナメリ調査」を継続し、たくさんの方とスナメリの暮らしを見守りたいと考えています。
今回の調査航路です。

大阪湾のスナメリたち (体は少ししか見えていませんが、2頭います)
※春から初夏は、繁殖シーズンと考えられています。雌雄のペアや親子の可能性があります。

スナメリ調査の様子「え~っ、どこどこ~?」

「大阪湾スナメリ調査」の様子は、「海遊館日記」(ブログ)でも紹介しています。
「イルカ通信番外編」 http://www.kaiyukan.com/blog/2014/06/post-438.html
2025.10.31
調査・研究
ジンベエザメの身体測定を実施しました
11月1日(土)の "計量記念日" を前に、10月31日(金)に「太平洋」水槽で飼育展示中のジンベエザメの全長・胴回りの計測を行いました。 結果は以下のとおりです。 全長 胴回り 推定体重 推定年齢 海(かい)/オス 5 m 30 cm昨年(4 m 70 cm) 2 m 60 cm昨年(2 m 30 cm) 1,100 kg昨年( 700 kg) 8~9 歳 遊(ゆう)/メス 6 m 20 cm昨年(6 m 20 cm) 2 m 70 cm昨年(2 m 60 cm) 1,800 kg昨年(1,800 kg) 18~19 歳 「海」は、昨年 10 月 2 日の搬入時に比べ、全長で 60 cm、推定体重で 400 kgも大きくなりました。「遊」は全長には変化ないものの、胴回りが 10 cm 大きくなっています。全長から体重を推定しているため、昨年と同じ推定体重になりますが、増加している可能性が高いと推察されます。 海遊館では、まだ詳しい生態がわかっていないジンベエザメの生態研究や健康管理の一環として、定期的に身体測定を行っています。飼育員が水槽に潜ってエサを食べている最中のジンベエザメにメジャーを当て、全長と胴回りを実測し、推定体重を割り出しました。 計量記念日を通して生きものたちが元気に成長する様子を紹介し、海遊館の健康管理の取り組みや、自然環境について興味をもっていただきたいと考えています。
2025.10.27
販売・ショップ
2026年版 海遊館オリジナルカレンダー販売中
海遊館の生きものたちが月替わりで登場! 館内のショップにて2026年版のオリジナル壁掛けカレンダーを販売しています。 ジンベエザメやワモンアザラシ、シロワニやカリフォルニアアシカの親子など、月替わりで海遊館の様々な生きものが登場します。また、各月に記載されたQRを読み込むと、その月のテーマの水槽や生きものの特別映像をご覧いただけます。 【表 紙】ジンベエザメ(「太平洋」水槽) 海遊館「オリジナルカレンダー」について サ イ ズ 縦59cm×横42cm(壁掛けタイプ) 価 格 1,400円(税込) 販売場所 ①エントランスビル4階「海遊館オフィシャルショップ(仮店舗)」②エントランスビル2階「海遊館オフィシャルミュージアムショップ」③オンラインショップ「KAIYUKAN official shop online」オンラインショップ販売期間:10/27日(月)12:00~11/30(日) 23:59まで※11月下旬~順次発送※なくなり次第終了 内 容 表 紙 :ジンベエザメ (2025) 12月 ハダカカメガイ(通称クリオネ) 1月:カクレクマノミ 2月:シロワニ 3月:コツメカワウソ 4月:マダラトビエイ 5月:ミナミイワトビペンギン 6月:カリフォルニアアシカの親子 7月:ジンベエザメ 8月:ワモンアザラシ 9月:カマイルカ 10月:ナンヨウマンタ 11月:グレート・バリア・リーフの魚たち 12月:アカハナグマ
2025.10.07
生きもの情報
オウサマペンギンの赤ちゃんが2羽誕生
~ほほえましい子育ての様子をご覧いただけます~ 2025年9月16日(火)、24日(水)に、「南極大陸」水槽でオウサマペンギンの赤ちゃんが1羽ずつ誕生しました。2羽ともに誕生時から親鳥がおなかの下で育てているため、なかなかその姿を見ることができませんでしたが、1羽目の赤ちゃんが時折親鳥の足元から顔を見せるようになり、口移しで餌をもらうなどの子育ての様子をご覧いただける機会が増えましたので、お知らせいたします。 赤ちゃんは2羽とも順調に育っており、飼育員が毎朝体重測定を行い成長を見守っています。 1羽目の赤ちゃん(10月6日撮影) 【オウサマペンギンの赤ちゃんについて】 【1羽目】・孵化日 : 2025年9月16日(火)・性 別 : 不明・体 重 : 244g(孵化直後)→ 約1,380g(10月7日時点) 【2羽目】・孵化日 : 2025年9月24日(水)・性 別 : 不明・体 重 : 192g(孵化直後)→ 約350g(10月7日時点) ※赤ちゃんの状態により、展示を予告なく中止する場合がございます。