海遊館のビジネス

海遊館のビジネス

事業領域

事業領域

水族館運営事業

株式会社海遊館のコア事業は、水族館の運営です。

「海遊館」「ニフレル」の2施設を運営しています。
水族館事業の収益は、入館料収入だけでなく、物販や飲食、駐車場などの付帯収入によって構成されています。どうやって一人でも多くのお客様にお越しいただくか、そして、ワクワクするコンテンツや商品を開発・提供するかを考え事業の成長を目指しています。

その他

商業施設「天保山マーケットプレース」の経営、高知県の「大阪海遊館海洋生物研究所 以布利(いぶり)センター」の運営を行っています。以布利センターでは、海洋生物の調査研究および収集を行っています。

事業領域海遊館とニフレルの営業収益比率(2023年度)海遊館の営業収益の構成比率(2023年度)ニフレルの営業収益の構成比率(2023年度)(※不動産収益=テナント賃貸収入、駐車場収入など)

パーパスと行動規範

当社では、目指すべき方向性と価値観を全員が共有し、全社一丸となって行動していくため、パーパス(わたしたちの志)及び行動規範(わたしたちが大切にするもの)を定め、事業活動に取り組んでまいります。

パーパス(わたしたちの志)

感動をつなぎ、いのちをつなぎ、みらいをつむぐ

感動をつなぐ
感動は、心が動く一瞬のきらめき。
わたしたちは、お客様とともに感動の体験を創り出します。
その感動のつながりは、人と人、人と社会、人と自然の絆を豊かに育みます。

いのちをつなぐ
いのちとは、生きものと自然、そして人々の人生や物語。
生きものとの出会いは、生命の素晴らしさに気づき、よりよく生きたいと
願うこころを呼び覚まします。
わたしたちは、いのちとこころをつなぎます。

みらいをつむぐ
みらいは単なる将来ではなく、わたしたちが選び取り、形づくる「まだ見ぬ世界」。
感動の絆を縦糸に、いのちの物語を横糸に、わたしたち一人ひとりが希望と責任を胸に、
人と世界の幸せなみらいを紡いでいきます。

これがわたしたちの志であり、行動の原点です。

行動規範(わたしたちが大切にするもの)

基本原則 誠実・信頼・責任
すべてのステークホルダーと誠実に向き合い、
信頼を得られるよう、責任を持って行動します。

お客様主義 お客様とともに
お客様の喜びが、私たちのやりがい。
お客様とともに感動を共有し、共感を拡げます。

自然環境 自然を大切に想う
生きものや自然の素晴らしさを大切に想い、
そのつながりを意識して行動します。

当事者意識・協力 私が挑む・チームで創る
課題・問題を成長の機会と捉え、チャレンジします。
仲間とともに、新たな高みを目指します。

相互尊重 リスペクトとコミュニケーション
私たちは、年齢や性別、職位に関わらず、互いを尊重します。
フランクなコミュニケーションで、明るくオープンな社風を
モットーとします。

実績

株式会社海遊館の実績をご紹介します。

入館者数の推移

2019年まで安定して300万人以上のお客様を海遊館とニフレルでお迎えしています。新型コロナウイルスの影響で、当社の事業を取り巻く環境は大きく変化しましたが、2023年以降、コロナ禍における様々な規制が緩和され、インバウンドも順調に回復しました。現在は両館の入館者数はコロナ禍前の水準まで回復し、日々多くのお客様で賑わっています。

入館者数の推移

海遊館
:国内の水族館史上最大の入館者数を記録しました。
2024年1月には国内水族館初達成となる累計入館者数8,500万人を突破しました。
ニフレル
:2024年1月、累計入館者数700万人を突破しました。

リピーター

国内からの海遊館の入館者のうち、約半数がリピーターです。今後はニフレルでもリピート率の向上を目指していきます。

(2023年度海遊館入館者アンケート(日本語のみ)結果より)

リピーター

「アジアNO.1」の水族館、海遊館

「トラベラーズチョイス™ 世界の人気観光スポット2014 ~動物園・水族館編~」(世界最大の旅行口コミサイトTripAdvisor®による)で、海遊館が日本の水族館ランキング・アジアの水族館ランキングの両方で第1位を獲得。現在もTripAdvisor®では、大阪の人気観光地として、道頓堀やユニバーサル・スタジオ・ジャパン®に並び紹介され続けています。

また、フランスで発売された日本を訪れる外国人観光客向けガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で海遊館は2つ星を獲得。紹介されている水族館は国内7園館のみで、2つ星は海遊館を含む3園館です。

世界100カ国以上からのお客様

海遊館は、世界100カ国以上の国からのお客様をお迎えしています。文化の異なる世界中の方にも受け入れられ、評価され続けています。今後はニフレルも、海外での知名度向上に向けて動いていきます。

飼育下研究と種の保存

生態研究や繁殖研究など、飼育下での研究や技術の発展において数々の実績を残しています。多様で貴重な野生生物を飼育し、間近で観察し繁殖研究を行う機会は、水族館や動物園だけが持っています。特に、大型の水槽を備えた研究所を持つ水族館は海遊館のみです。

研究実績

この他にも海獣類の人工哺育や魚類を含む動物の医療、トレーニングによる健康管理と環境エンリッチメントなど、生きものたちの生活環境を向上させる技術の確立に励んでいます。

共同研究

様々な大学や研究機関と学術交流協定を結ぶなどして、技術の発展・確立に努めています。今後も関係機関と協力し、さらなる研究の発展に寄与していきます。
京都大学 野生動物研究センター:カマイルカの音響研究など
北海道大学・大学院:ジンベエザメの回遊経路調査など海洋生物を中心としたバイオロギング
神戸大学大学院:イワトビペンギンの人工繁殖に関する研究
調査・研究について詳しくはこちら

生きものたちの生命を、次に繋ぐ。
その努力が、お客様の笑顔に繋がっていく。

エンターテイメント性だけ、生物保護研究だけを追求することは、私たちのビジネスではありません。どちらも追求すること、そして両方に良い効果を生み出すことが私たちのビジネスです。生きもののふしぎを研究し、そのふしぎをもっと面白く伝えていく。たくさんの方に興味を持ってもらうことが、さらにふしぎの解明に繋げられる、そして生命を繋いでいく
お客様に笑顔を届けること、生きものたちを護ること、まったく違うように見える2つのことですが、株式会社海遊館はその両方に励み、繋げることが出来ているからこそ成り立っています。

未来へ

未来へ

多様な生きもの、
多様なアイデア

海遊館は開業から31年が経ち、社会状況も大きく変化しています。2000年代に入り、既存水族館の全面リニューアルや新規水族館の設立が相次ぎ、競争は激化しています。国内のレジャー人口が年々減少していく傾向にある中で、飽きられない新鮮な感動を提供し続けなければなりません。
さらにインバウンド増加、東京オリンピック開催、大阪・関西万博、大阪へのIR誘致などの大きな社会の動きや、コト消費への変化、さらなるデジタル化など、大きな社会のトレンドにも敏感に反応していかなければなりません。

多様な生きものたちの魅力を伝えていくために、私たちも多様なアイデアで新しい価値を創造し続けることを目指しています。

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