先輩社員インタビュー海遊館・ニフレル

「(株)海遊館の社員って何をしているの?」
実際の業務内容や1日のスケジュールを
社員にインタビューしてみました。

先輩社員インタビュー

ニフレル事業部 管理運営チーム
2017年入社  商学部 卒

現在の仕事内容を教えてください

「万博記念公園」に隣接する商業施設「EXPOCITY」内の「ニフレル」で、施設運営に関わる仕事をしています。こういった施設は飼育職だけでは成り立たないので、運営や集客の観点から施設をバックアップするのが私の仕事です。主に個人や団体のお客様対応を行い、その時々の現場感や入館者数、属性をもとに、チケットやオンライン施策等を企画・実行しています。お客様対応では、自らが対応を行うだけでなく、どのように対応すればお客様にとってより良い対応となるかを議論し、日々対応マニュアルを更新しています。その都度スタッフへの周知徹底は、施設としての対応にブレが出ないよう欠かせません。 そして地域連携とエリア集客の観点から、EXPOCITYや大阪モノレール、万博記念公園、各種ホテルや旅行会社などの取引先の方々と、セット券を始め様々な施策を展開しています。 オンライン施策に関しては、昨今の時勢を鑑み、お客様との直接的な接触機会は減らしつつも、ニフレルが開業当初から重要視しているコミュニケーションの側面から、新たな付加価値を提供するために、オンラインツアーやオンライン学習プログラムを実施しています。これらはキュレーター(ニフレルにおける飼育員の総称)との協力が不可欠です。また、何を実施するにも、館内スタッフや取引先の皆様との協力の上で成立していることが多く、常にタイムリーな連携が必要な仕事です。

現在の仕事内容

印象に残っていることはありますか?

ニフレルでは、学校団体のお客様を日々受け入れているのですが、緊急事態宣言の発出に伴い休館を余儀なくされ、その期間中に来館を予定していた地元の小学校団体様から、沢山のお手紙を頂いたことが非常に印象深いです。お手紙の内容は、ニフレルに訪れるのをとても楽しみにしていたこと、生き物への尽きることのない疑問や好奇心、そしてコロナウイルスに負けずにこれからも頑張ってほしいという応援の数々でした。正直、営業が出来ないことで、お客様を迎え入れることができず心が折れかけていましたが、ニフレルを楽しみにしてくださっているお客様がこんなにも身近にいるのかと、へこたれている場合じゃないと、営業再開に向けてとても勇気付けられました。その後、学校様には感謝の気持ちとして、こういった時勢の中でニフレルとして情操教育や総合教育のお手伝いができないかと提案し、オンラインでの館内ツアーの実施に向けて奔走し、実現に至りました。その際の児童の皆様の眩しい笑顔が忘れられません。
また、生き物面で挙げるならば、ミニカバの赤ちゃんの誕生にニフレルの一員として立ち会えたことでしょうか。愛くるしくおてんばな姿に日々ハートを掴まれているのはもちろんのこと、こういった特別なタイミングにおいては、お客様へどのように成長の記録を届け、周辺施設と連携し、ご来館いただくかといった流れがよりコンパクトに理解でき、自らもそこに主体的に携わっていける点が面白いです。今後も赤ちゃんの成長を見守りながら、私自身も負けずに成長していければと思います。

印象に残っていること

仕事のやりがいは何ですか?

自分自身は飼育員ではないものの、多様な生き物の様子を館内で毎日観察できることと、館内外を問わずお客様の反応を直接感じられることが、この仕事において最も魅力的な要素だと感じています。館内で実施したリアル謎解きゲームでは、謎を解くために生き物をよく観察したり、積極的にキュレーターと会話することで、さらに楽しめたというお声をいくつも頂きました。また、オンライン館内ツアーや生きものワークショップにおいても、SNSや画面越しに嬉しいお言葉を頂き、この仕事に対して非常にやりがいを感じました。企画を実施する際には、目的、内容、価格設定、実施時期、各セクションへの連携といったように、調整する箇所が多岐にわたります。だからこそ、各ハードルを乗り越え、お客様に喜んでもらえたときは非常に嬉しく感じます。
また、社内横断型のプロジェクトに参加するということも、やりがいの1つだと感じています。普段はアプローチする機会があまりない、会社としての将来構想や時勢に合わせた課題等を、他部署の方と連携し全力で取り組むことで、新たな視野の獲得に繋がりますし、異なる価値観を持つ社員と、様々なアイデアをミックスし、1つの提案を生み出すあの瞬間は、言葉では表せないものがあります。入社された際には、ぜひ挑戦してみてください!

職場の雰囲気を教えてください

入社してから4年目までは海遊館マーケットプレース部、それ以降はニフレル事業部に配属されましたので、海遊館とニフレル両サイドの職場経験があります。どちらの職場も雰囲気に大きな違いはありませんが、強いて言うならば、海遊館の社員は論理的かつ理性的、ニフレルの社員は直感的かつ感性的に物事を捉える方が多いような気がします。どちらが良い悪いといったことではなく、どちらも組織に必要不可欠な要素です。どの部署であっても個性的で魅力的な方が多く、異なる個性を持った生命の集合体が㈱海遊館なんだなと認識しています。
また、業務面について少しお話しすると、マーケットプレース部で働いていた時は、ディベロッパーとしてテナントを管理する側でしたが、ニフレルに異動してからは、EXPOCITYという大きな複合施設の1つとして営業しています。いわゆる、私たちがテナント側の立場ですね。抽象的にはなってしまいますが、管理する側とされる側、両方の立場を経験しているので、どのように話を進めていけばスムーズに計画が実行できるか、こうしたほうが営業しやすいのではないかなど、マーケットプレース部で学んだことが、今の部署でも大きく生かされています。部署は違えど、仕事内容が全く違うというわけではなく、つながっている部分が多くあるということを実感しました。このようなジョブローテーション制度があることで、様々な部署の方と交流が持てますし、視野が広がり多角的に物事を考えられると思います。

職場の雰囲気

なぜ海遊館に?

私は大学時代アカペラサークルに所属しており、演者として、また舞台の裏方としてライブ制作に関わっていました。その際、お客様に喜んでもらうにはどうしたらよいのか、日々試行錯誤することがとても楽しく、ライブが成功したときはとても大きなやりがいを感じていました。それらの経験から、人々に感動と思い出を提供できるような企業に就職したいと思い、エンタメ業界を中心に就職活動をしていました。
その中で(株)海遊館を志望した理由は、出身地である大好きな大阪を盛り上げたかったこと、そんな中幼い頃の海遊館の記憶が色濃く残っていたこと、また、文系出身でも水族館で働けると知ったこと、ニフレル開業により社内・業界の転換を感じたこと、などの背景があり、たくさん思案したことを覚えています。ただ、大きな決め手となったのは、偶然にも当社の社長と遭遇したことでしょうか。当時はまだ当社の採用情報はWEB上にも少なかったので、面接を前に直接ヒアリングをすべく、天保山ハーバービレッジに通って社員と思わしき人を探していました。「ここの通路はよく社員っぽい人が通るな」なんて目星をつけて、よし来たと思って声を掛けたのが社長だったんです!その際、疑問に思っていることに対し、事細かに回答してもらったことで、面接でも迷いなく回答することができ、最後まで通過することができました。要は、当社に強い「縁」を感じたことが入社の決め手です。

なぜ海遊館に?

一番大切にしていることは何ですか?

論理と直感の程よいバランス感を大切にしています。堅く聞こえるかもしれないですね(笑) 私は、自分自身の行動や思考に根拠を持ち、目的や目標を自身で設定することを大切にしたいと思っています。ですが同時に、直感で「これなんか良いな」、「良く分からないけど面白そうだな」と感じることも大切にしたいと思っています。実際、そういう直感が仕事やプライベートをより良くするヒントだったりもしますので。どちらか一方に固執し過ぎるのではなく、臨機応変に自分が自然体でいられる方法を選ぶことが、納得できる人生を過ごすコツなのかな、と感じています。
また、仕事面でいうとやはりお客様目線で考えるということです。当社には様々な職種と個性あふれる社員がいるからこそ、業務内容やそれぞれが大切にしていることが違います。生き物のことを最優先に考える社員もいれば、新しい商品を企画開発する社員もいます。ですが、何を考えるにしても、その先にいるお客様に満足してもらえるかどうかを根底に意識しなければ、ニフレルのような集客施設は成り立たないと思っています。新しい企画を考えるときや施設を運営していく上で、考えが煮詰まったり悩んでしまう時は、一度お客様の目線になって考えることを意識しています。

一日のスケジュールを教えてください

「ニフレル運営の一日」
ニフレルの施設運営では、様々なデータをもとに新しい施策等を企画、実施するだけでなく、日々お客様を迎えるにあたって、館内のチェックやスタッフへの連絡等も大切な業務です。また、館内でトラブルがあった場合や、その時の状況に応じて、お客様対応のフォローを行うこともあります。今回は、そんなニフレル運営業務を中心とした私の一日をご紹介します。

ニフレル運営の一日
  8:50
出社、メールチェック
  9:00
朝礼、入館者数及び売上チェック
  9:15
館内チェック及び必要事項スタッフ周知など開館準備
10:00
開館、お客様お出迎え
12:00
お昼ごはん(館内カフェやEXPOCITY内の飲食店を利用することも)
13:00
打合せ資料作成をしながらお客様対応の各種フォロー
14:30
運営ミーティング(今後の計画やお客様対応の方針等を議論)
15:30
キュレーターも交えてオンラインツアー催行等に関する社内打合せ
16:30
周辺施設(EXPOCITY、大阪モノレール、万博記念公園など)や旅行会社への連絡
17:30
スタッフへ必要事項の引継ぎの後に退社
1日の仕事の流れ

就活生に一言お願いします

私はコロナ禍における就職活動を経験していません。きっと私が経験した就職活動の形とは異なり、学校生活もままならぬ中、様々な制限の下で説明会や面接、グループディスカッションなどが実施され、とても苦労されていると思います。感染拡大を防止するために、物理的に距離を取らなければならず、他者との繋がりを感じにくい時代となりました。これは皆等しく同じです。同じだからこそ、皆さんには物理的な距離は保ちつつも心理的な距離は密に、家族や友人との繋がりをより一層大切にしていただければと思います。就職活動は個人戦のようで団体戦です。これは、今までもそうであったように今後の人生においてもそうかなと考えています。相手に想いを馳せる機会を数多く経験した皆さんは、オンラインへの耐性がつくといった表面的な特性だけでなく、人として、より重要な相手の気持ちを汲み取る感性を身につけることができるのではと推察しています。そんな皆さんと心から一緒に働いてみたいです。大変な時勢の中ではありますが、悔いが残らないように最後まで頑張ってください。

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