アデリーペンギンの赤ちゃんが誕生しました!かわいらしい姿をご覧いただけます。

平成25 年7 月10 日(水)に、「南極大陸」水槽でアデリーペンギンの赤ちゃん1 羽が誕生し元気に育っています。ふ化したばかりの赤ちゃんは、ほとんどの時間を親鳥のおなかの下で過ごすため、その姿をほとんどご覧いただくことはできませんでしたが、成長に伴い、愛くるしい姿と微笑ましい子育ての様子をご覧いただけるようになりましたので、お知らせいたします。
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写真:アデリーペンギンの赤ちゃん(7月16日撮影、ふ化後6 日目)

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写真:アデリーペンギンの赤ちゃん(7月25日撮影、ふ化後15 日目)

アデリーペンギンは、小石を集めて巣をつくり、オスとメスが交替で卵を温め、およそ35 日後に赤ちゃんが誕生します。子育てもオスとメスが協力して行い、赤ちゃんがお腹をすかせた仕草を見せると、親鳥が口移しで餌を与えます。この様子はとても微笑ましく、親子の愛情を感じさせます。また飼育係員は、赤ちゃんの健康状態を確認するため、毎日、赤ちゃんの体重を測定しています。

まだ小さな赤ちゃんですが、体重測定の際にはかわいらしい姿を見ることができます。(体重測定は、海遊館の開館時間前に行います)

赤ちゃんの成長は早く、ふ化後およそ1 ヵ月で巣から出るようになり、「南極大陸」水槽内をうろうろと歩きはじめます。

1.【赤ちゃんの誕生について】
《産卵日》平成25年6月2日(日) ※卵の長径70.0mm、短径54.7mm、重量115.5g
《嘴打はしうち)日》平成25年7月9日(火) ※赤ちゃんが、卵の中から殻を割り始めた日
《ふ化日》平成25年7月10日(水) ※産卵後37日目、体長約6cm(目測)、体重65g ※産卵当日は0日目として計算しています
《雛の大きさ》体長約15cm(目測)、体重377g ※7月19日現在

2.【アデリーペンギンについて】
アデリーペンギン 英名:Adelie penguin 学名:Pygoscelis adeliae
ペンギン科。成長すると体長約70㎝になる。頭部から背部にかけて黒く、目の周りにある白い輪(アイリング)が特徴。メスはオスに比べ、一回り小さいことが多い。南極大陸とその周辺の島々に生息。自然界での繁殖時期は10~11月で、丸い小石で周辺を囲んだ浅いクレーター状の巣を作り、メスは1回の繁殖で通常2個の卵を産む。小魚、オキアミなどを食べる。

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