※終了しました。 企画展示「ヒレのヒミツ~スイマーたちの華麗な物語~」
魚やイルカのヒレをテーマにした企画展示です。
平成26年4月25日(金)~7月13日(日)まで開催した企画展「ヒレのヒミツ ~スイマーたちの華麗な物語~」を、一部リニューアルして平成26年10月17日(金)から平成27年4月5日(日)まで開催します。
本企画展示は、魚類と鯨類(イルカやクジラ)を中心に、遊泳生活に欠かせない「鰭(ひれ)」に焦点を当て、実物標本や希少映像を用いて「鰭」のユニークな活用方法や進化について楽しみながら学んでいただきます。
水中は、陸上と比べて密度や粘度、浮力などの影響を大きく受けます。遊泳生活をする生き物たちは、このような環境の中で推進力を得たりバランスや舵をとったりするために「鰭」を発達させました。
「鰭」を持つ生き物は実に多種多様です。特に世界中に約3万種とされる魚類では、遊泳行動だけではなく、身を守ったり、餌を採ったりなど、様々な用途に「鰭」が使われています。また、高速遊泳を可能にした「鰭」を持つ魚類や鯨類(イルカやクジラ)には、すばらしいボディプランが見られます。
海遊館では、企画展「ヒレのヒミツ ~スイマーたちの華麗な物語~」をきっかけに、多様な海の生き物たちの暮らしと進化について興味を持っていただければと考えています。
<写真>実物のシーラカンスから型どりしたレプリカ(所有:アクアマリンふくしま)
【展示期間】 平成26年10月17日(金)~平成27年4月5日(日)
【開催時間】 海遊館営業時間と同じ
【場 所】 海遊館5階 企画展示室
【展示概要】
7つのテーマで、「鰭(ひれ)」の活用方法や進化について紹介します。
(1)ヒレの始まり
・約5億3000万年前、最古の魚にみる鰭の始まり
・魚類から水棲哺乳類への系統進化
(2)水中の成功者「魚類」
・魚類のヒレの種類や仕組み
・泳ぐためのヒレの活用・泳ぎ以外の鰭の活用
・鰭(ひれ)を無くした魚類
・マンボウの泳ぎの秘密
(3)ヒレから四肢へ
・肉鰭類(肺魚やシーラカンス)から、陸上四肢動物へ
・シーラカンスの泳ぎ方に注目し、鰭が四肢へと変化する進化の過程の謎を探る。
(4)海遊館のスイマー大集合
・海遊館の鰭(ひれ)をもつ様々な生き物たちの紹介。
・飼育係による担当生物の遊泳に関する裏話。
(5)陸からやってきたスイマー「クジラ」
・約5,000万年前に海に進出した陸上四肢動物がクジラへと進化する過程。
(6)頂点を極めたスイマー「マグロ」
・外洋を高速遊泳するマグロ類の遊泳の秘密。
(7)人工ヒレの開発
・事故などで鰭を失った動物を救う水族館の取り組みと人工ヒレの開発エピソード
【展示 物】
写真やパネルによる解説に加え実物標本やレプリカ、映像を展示します
・シーラカンス(実物より型取した貴重品)、マグロなど魚類のレプリカ
・マグロ、ラッコ、スナメリ・マダイの骨格標本
・オナガザメ、トビウオ、タツノオトシゴなどの実物標本(液漬標本)
・イルカやウミガメの人工ヒレ
・シーラカンスの映像等