コツメカワウソ四兄弟、その後
- 2012.08.01
- 魚類チームの日記
平成24年6月29日に「日本の森」へデビューしたコツメカワウソのこどもたち。
7月初旬に、予備水槽に戻っています。
「日本の森」へのデビュー前、四兄弟の健康診断を行ったところ、パセリ(オス)の心臓に異常が見つかったので、デビューはパセリ以外のこども3頭と母親のツバキになりました。
パセリは、予備水槽で安静にしながら、様子を見守っていたのですが、その後、とても残念ですが、亡くなってしまいました。
広くて大きな水槽がある「日本の森」にデビューしたツバキは、こどもたちを早く泳がせようと、はりきっていましたが、こどもたちには負担が大きいようでした。
ツバキは、子育て経験が豊富なお母さんカワウソで、昨年育てた"ゴボウ"や、その前の年に育てたこどもたち(現在、展示中の4頭)とは違う、今回のこどもたちの様子に戸惑っていて、「なんで私の言うことを聞かないの?」とイライラしていました。
このまま「日本の森」で飼育することは、ツバキとこどもたちにとってよくないと考え、予備水槽で飼育することに決心しました。
「日本の森」で、こどもたちの成長を楽しみにしてくださった皆さまには、ご覧いただけなくて、申し訳ありませんでした。
その後、こどもたちの健康診断を再度行ったところ、亡くなったパセリと同じように心臓に異常があることがわかりました。
お薬を与えたり、過度な運動を制限して、予備水槽で大事に飼育しています。
これから、こどもたちが成長するに伴い、心臓がよくなることを願い、日々の健康管理をしっかりと続けていきたいと思います。
きっとよくなるからね、がんばろう!
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