健康診断で使用する器具
- 2013.01.05
- 海獣チームの日記
動物を飼育する上で健康管理はとても大切です。そのため海遊館では定期的に体温測定やプロポーション、採血等を行っています。
これはイルカの採血を行っている時の様子です。
そこで、今回は採血の時に使用する注射針を紹介します。
これが、その時に使う注射針になります。針の根元に羽の様なものがあり、その後ろにチューブが付いています。これを「翼状針(よくじょうしん)」といいます。
なぜこの様な針を使うかというと、動物の採血を行う際、不意に動いたりすることがあります。その場合、チューブがついていると、注射針に直接ちからが加わることが少なく、針がまがったり、抜けてしまうのを防ぐためなんです。
このように、血を採る器具ひとつにしても我々人間とは少し違うものを使用しているわけです。ちなみに羽の色は、針の太さの違いを表しています。
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