サンゴトラザメ、愛の結晶
- 2013.02.24
- 魚類チームの日記
好評開催中の企画展示「アクア ライフ~愛のかたちはさまざま~」も、残すところ1ヵ月となりました。
展示をぐるりとまわったところにある「愛の結晶」水槽では、サンゴトラザメの卵と子どもを見ることができます。
サンゴトラザメは、インド洋、西部太平洋のサンゴ礁域に生息していて、成長しても1mほどのあまり大きくならないサメです。トラのような縞模様があります。
サメの仲間は、卵で生まれる種と、卵がお母さんのお腹の中でかえり、赤ちゃんの形で生まれる種にわかれます。このうち、サンゴトラザメは卵で生まれる種です。
卵の縦の大きさは約8cm、横が約2cmで、平たい形をしています。端にはひものようなものがついていて、これを潮などで流されないよう岩場などにひっかけるようにして産みつけます。
赤ちゃんは産後3~4ヶ月で、全長約10cmの大きさで生まれてきます。
赤ちゃんは色や模様こそ違いますが、親と同じ姿をしているのがわかりますか?
展示しているのは、写真の左から、初期の卵(卵黄がまだ大きいです)、卵黄を吸収しながら育ちつつある赤ちゃん、そして赤ちゃんが出た後の殻を並べています。
また、生まれてから数ヵ月経った赤ちゃんも展示しています。
このステージの赤ちゃんは模様がトラっぽいかな?
卵から赤ちゃんザメの成長過程がよくわかると思いますので、お見逃しなく!
3月12日までの開催です。
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