残念なお知らせ
- 2013.07.10
- 魚類チームの日記
6月10日号の「海遊館日記」でお伝えしたアカハナグマ・イチゴについてお知らせします。
その後、順調にお腹も大きくなり、体重の増加がみられ、7月1日の夕方には陣痛を伴った行動が観察されました。
しかし、それは一瞬にして終わり、2日になっても3日になっても出産の兆候をみることができませんでした。
4日の朝、体重の減少や腹のはりがやや少なくなったように思われたため、再度エコー検査を実施しました。
その結果、こどもの心拍をとることができず、死亡している可能性が高いとのこと。
すぐに陣痛を促進する注射を数回打ちましたが、やはり出産の気配はなく、開腹してこどもを取りだしました。
こどもはエコー検査でみた通り2頭、全長は約20cm、体重は約100g、取りだした時にはすでに死亡しておりました。
ここまで成長してたのに...非常に残念です。
ただ、イチゴは術後、食欲もあり、エコー検査でも経過は順調です。こどもを自力で排出できなかった原因はよくわかりません。
でも、もしお腹の中でこどもが腐敗すればイチゴの命も危ないところでした。
出産の前後はいつ、どのタイミングで検査や処置をするか迷います。
今回は早い段階で判断できたのはよかったと思います。出産って本当に命がけなんですね!!
今はイチゴが前の生活に戻られるよう、見守っていきたいと思います。
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