どうして??
- 2013.09.11
- 魚類チームの日記
「クック海峡」水槽の岩にくっつく魚、これはコバンザメたちです。
以前は「太平洋」水槽のジンベエザメや大型のエイなどのお腹側や胸ヒレの下にくっついていたのですが、時々、振り払うような行動がみられたので、「クック海峡」に移動させました。
このコバンザメ、よくもまあこんなところにぺたりとくっついてるなあと思うのですが、実はコバンザメの頭には背ビレが変化した吸盤があり、吸着力抜群!大きな魚やカメなどに貼りついて、こぼれてきた餌を食べています。
ジンベエザメにくっついていた時は、餌の時間になるとかなりあつかましくて、口の周りまで進出し、吸い込まれるのでは??という勢いでした。
「クック海峡」にはアカウミガメがいて、コバンザメとしてはお腹の下にくっつきたいのでしょうが、カメは底にいることが多く、なかなかつくチャンスがないようです。
なもので、仕方なく岩にくっついています。
くっつかず、普通にしていたらいかんの?とか、このポーズはお腹を敵にさらしてるわけで、こわくないの??とか、コバンザメについてはいろいろ思うところがあります。
ちなみにコバンザメ、名前に「サメ」とありますが、サメの仲間(軟骨魚)ではなく、私たちのよく知っているマダイやサバなど硬骨魚の仲間です。
エラの部分を見ると、サメのようなスリットの入ったエラではなく、マダイのようなエラなのがよくわかります?
せっかく?お腹を向けてくれているので、その辺りも観察してみてください。
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