先日、バックヤードで飼育中のコツメカワウソ「オリーブ」の鼻血が止まらないということがありました。

獣医に相談したところ、原因は「折れてしまった歯の根元が腐っているからかもね」ということで、急遽麻酔をかけて診てもらいました。

まず、鼻の穴からカメラを入れて確認しましたが、血があるのはなんとなくわかりましたが、鼻水がいっぱいで、場所の特定はできず。

次に口の中を確認。鼻血が出ている右側、上顎・犬歯すぐ後ろの前臼歯が折れて、歯茎の中に隠れていました。

どうやら、これが怪しい→抜きましょう

ということになりました。

コツメカワウソの歯はとても小さく、専用の機器もありません。獣医は自分で改良して作った注射針でちまちまと歯のまわりを切っていき、1時間弱で抜歯ができました。

あまりにもちまちました作業だったので、終わった後、獣医は「疲れたー」と倒れておりました。お疲れ様でした。

こちらは麻酔が覚めてぼんやりしている「オリーブ」です。よく見たら、左の上のひげ、枝わかれしてるし。枝毛だあ!
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しばらく見ていると、バスタオルにくるまって寝てしまいました。麻酔後は寒いし、しんどいよね。「オリーブ」もおつかれ!

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この晩は隔離したままドッグケージにおとまりしましたが、次の日には「ニッキ」、「ロック」の部屋に戻り、鼻血も止まりました。その後、血は出ることもなく、餌食いも良好です。

下の写真の黒い部分は折れたり、抜いたりして、歯のないところです。
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左が「オリーブ」、右が「グミ」。「オリーブ」にどんだけ歯がないかわかるでしょう?まだ約2歳の「グミ」と15歳の「オリーブ」と比べるのも酷だけど、「オリーブ」は特別に歯が弱いようです。

そういえば、母親は前の部分の歯が1本も残ってませんでした。「オリーブ」はもろにその影響を受けたようです。

しかし、歯が少ない影響は今のところありません。普通に餌を食べています。

とはいえ、これ以上は歯がなくなりませんように!!

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