リスみたい

ある日のこと。閉館間際に「日本の森」のオオサンショウウオ水槽を横からのぞくと、あれ?いない!!

上からのぞいたら、木の洞の中にちょこっと顔が見えました。
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また、お隣のチュウゴクオオサンショウウオ(愛称チュウちゃん)は暗くなると、うろうろ動き出します。

あまりにも立派な尾なので思わず、写真を撮ってしまいました。
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オオサンショウウオの尾と比べてみてみると、盛り上がってて、リスみたい。
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日本固有種のオオサンショウウオと中国原産のチュウゴクオオサンショウウオの違いは、

「体にイボ状の突起がそれほど発達しない」
「眼が突出してやや大きい」
「地色より斑紋の方が薄い」
「尾が長い」
「頭が扁平」

など諸説ありますが、チュウちゃん、頭が扁平で、体のイボが発達していないのは確実ですが、あとの項目は???です。

昨年、広島の安佐動物公園にいるチュウゴクオオサンショウウオを見せていただく機会があったのですが、うちのチュウちゃんとは模様がかなり異なると思いました。

模様は個体差が大きいので、なんともいえませんが...。

今年、京都大学でオオサンショウウオのDNA研究をされている松井先生にお願いして、このチュウちゃんとお隣のオオサンショウウオの種別鑑定をお願いしたところ、99.9%の確率でチュウちゃんはチュウゴクオオサンショウウオ、オオサンショウオは日本産で交雑種ではないことがわかりました。

ちょうど当館にやってきた時(24年前)のチュウちゃんの写真を見つけました。
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このころから、尾は長くはないものの、今見たくリスのような形ではありません。

やはり太りすぎ??と心配をする担当係員なのでした。

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