繁殖研究も全力投入

水族館の役割りには、「種の保存」や「保全」「研究」があります。

海遊館でもそれらの使命を果たすため、積極的に取り組んでいます。
その内の1つがペンギン類の繁殖研究です。

ペンギンを見たことがない人はいない!」と行っても過言ではない程、日本の水族館や動物園ではメジャーな生き物だと思います。

しかし、その生態はまだ解明されていないことが沢山あります。繁殖のメカニズムもそうです。

海遊館では、神戸大学と共同で繁殖研究を進めています。
今後、何らかの理由により自然繁殖が困難になった場合、我々がその手助けができるようにと、人工繁殖技術の確立を目指しています。

これはイワトビペンギンに対して実施している人工授精の様子です。
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うぅ~ん、難しい・・・

この研究を開始して5 年目。
ようやく分からなかった部分も少しずつデータが蓄積され、解明されつつあります。
将来、この研究で獲られた成果を、展示に反映できるよう努力したいと考えています。

詳しくは、機関誌「かいゆう」vo.18に投稿しています。ぜひご覧ください。

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