今年もやってきました

7月末より「ふあふあクラゲ館」に有明海よりビゼンクラゲがやってまいりました。
150803_1.jpg
大きいな!
ちょうどビゼンクラゲ搬入の次の日、ナイトツアーがありまして、「このクラゲは食用になるのですと」とお話したところ、お客様から「このクラゲのどこを食べるのですか?」と質問がありました。
クラゲは触手や付属器などを取り除き、食塩やミョウバンにつけこんで、主に傘の部分を食べるようです。
中華料理の前菜などで食べることはありますが、普段、大阪近辺ではあまり見かけませんよねー。
でも、有明海では江戸時代には食用とされていたようです。
きっと魚屋さんやスーパーなどで普通に売ってるんだろうなー。
食べ方は、「単独またはキュウリなどと混ぜ、 味付けして食べます。かつお節をかけてもおいしい」とかウニを和えたり、粕漬にしたりするのだそうです。
いつも思うのですが、初めてこれを食べた人はすごいなあ...。
クラゲを多く展示されている鶴岡市加茂水族館さんではクラゲを使った食品がたくさんあると聞きましたので、一度行ってみたいものです。
今回、採集にいった係員によれば、ここ数年、漁獲圧が高くなり、有明海でビゼンクラゲが見られなくなる時期は早いのではないか?とのことでした。
※過去の海遊館日記をご参照ください。海遊館日記「ビゼンクラゲ異変」 
今回の展示の横では、当館で係員が育てたこどもビゼンクラゲも並んで展示しています。
150803_2.jpg
※海遊館日記「過去最大級のビゼンクラゲ」をご参照ください。
今後もビゼンクラゲについて、飼育技術を高めていきたいと思います。

この記事もおすすめ!