アンドンクラゲとタコクラゲ

海水浴に行って泳いでいると、まわりに何もいないのにチクチクッと腕や足に痛みが走ったことはありませんか?
また、「お盆ごろはクラゲが多いから気をつけなさい」って話を聞いたことはないですか?
これは、夏場に出現するアンドンクラゲが原因であることが多いようです。

アンドンクラゲは立方形の傘に長い触手が4本。
傘の大きさは最大でも3cm四方で、そんなに大きなクラゲではありません。
20150928_1.jpg
傘の形が行灯のようなのでアンドンクラゲの名があります。

20150928_2.jpg
お盆に多いということで、お盆といえば「流し灯篭」や「回り灯籠」などがあるし、「行灯」に関係があるのかな??と思ったりしますが、それだったら「トウロウクラゲ」ですね...。

アンドンクラゲの刺胞毒は強いです。
刺された場合は海水で洗って刺胞を取り除くのがいいとのことですが、どのクラゲに刺されたかによって対処法は異なります。
痛みが続く時は病院に行くのがよいでしょう。

アンドンクラゲは長く飼育することができない種なので、9月に入って、係員が夜に採集にしてきたものを展示中です。
お早めにご覧ください!

そして、高知県土佐清水市の以布利センターでは夏の終わりごろより、タコクラゲが採れはじめました。

20150928_4.jpg
こちらも現在展示中。

20150928_3.jpg

タコクラゲがやってくると、秋を感じるクラゲ担当です。


この記事もおすすめ!