大阪湾で出会った生き物たち「イッカククモガニ」

イッカククモガニはクモガニ科のカニで、眼と眼の間に1本のトゲがあることからこの名前が付けられました。
もともと日本には分布していなかったカニで、アメリカの太平洋沿岸やコロンビア沿岸が原産地です。
1970年代に東京湾や伊勢湾・大阪湾などで発見され始めました。
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イッカククモガニは海遊館前の岸壁では夏の一時期を除いてほぼ1年中見られます。水底にヘドロがたまっているようなところでも平気でくらせる水の汚れに強いカニですが、夏場の水質悪化には耐えられないようです。

体全体に藻やゴミなどをつけていることが多いので、動きだすまでゴミのかたまりにしか見えないこともあります。

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