夜のマダコ

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夜の海遊館の「瀬戸内海」水槽での1枚。

普段は蛸壺の中にいるマダコがめずらしくアクリルガラスに張り付いていました。
生きているタコの吸盤をしっかり見たことがなかったので思わずパシャリ。。。

ところでみなさん、タコの性別は吸盤の大きさや並びで分かることを知っていますか?
実は吸盤の大きさがバラバラなのがオスで、ほぼ同じ大きさで並んでいるのがメスです。
なのでこの写真のマダコはメスですね!

マダコを含め、タコにはさらにおもしろいことが知られています。
まず、1本の足に吸盤が約200個付いています。タコの足は全部で8本なので、合計で約1600個もの吸盤を持っていることになります。
さらに吸盤は脱皮します。これは、いつもきれいに保って、張り付く能力を落とさないためです。
そして、体を動かすために必要な運動中枢をタコは各足の付け根に持っています。
なのであそこまで自由自在に足を動かしたり、足が切られても足だけ動くのです。
また、タコの墨には天敵を麻痺させる成分が入っています。だからタコ墨料理は見かけませんよね。
それに加え、ビンの中に入っている餌を自分で考え、蓋を開けて食べることが出来るほど、頭のいい動物です。
無脊椎動物(脊椎を持たない動物)では1番頭が良いと言われています。

見た目も宇宙人みたいでおもしろいですが、能力もおもしろいタコに目が離せません!
次はオスの吸盤を写真に収めようともくろむ飼育員でした(笑)

マダコがアクリルガラスに張り付くように、照明が変わる夜の海遊館では昼とはまた違った生き物の動きが見ることができます。
是非17時以降の夜の海遊館にもお越しください。

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