天保山岸壁で新たな発見「コエダカイメン」

先日、「大阪湾海岸生物研究会」という研究者の集まりで、海遊館前の天保山岸壁で調べた生物の調査報告をしました。
2012年から2015年までに記録した生物は約130種類で、意外と多くの生物がすむ場所であることがわかりました。

見つかったものの中には、大阪湾初記録となる生き物がいます。
それは「コエダカイメン」という名前のカイメンです。(正確には、神戸市住吉川河口でも同時期に見つかっています。)

このカイメンの特徴は、名前のように小枝のような細い突起が伸びていてることです。
コエダカイメン.png
しかし、正確に種類を特定するには、体の中に無数にちらばる小さな骨片を調べる必要があります。
今回、専門家に骨片を調べていただき「コエダカイメン」と確認されました。
このカイメンは、天保山岸壁や住吉川河口のような都会の閉鎖的な人工護岸を好むのかもしれませんが、日本での分布や生態はまだよく調べられておらず、詳しいことはわかりません。

汚れたイメージの強い都会の海にも、こうした新たな発見がまだまだあることをあらためて感じました。

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