大阪湾で出会った生き物たち「板びき網漁」

先日、大阪湾南部の漁業協同組合にお願いして、板びき網漁に同行させていただきました。

板びき網とは、開口板が水中でひっぱられると水の抵抗で袋網の口を広げる役割を果し、この状態で海底付近を引き回す漁です。
▼開口板
開口板.JPG
▼板びき網漁
板びき網.jpg
※大阪府環境農林水産総合研究所ホームページ
http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/zukan/station/osaka/kaisui/gyogyou/sokobiki.htmlより引用

この日の漁場は大阪湾の湾口にある友ヶ島付近でした。
網をひき始めて約20分後、引き上げられた網の中の漁獲物を甲板にぶっちゃけた時の様子が下の写真です。
▼甲板上に広げられた漁獲物(1回分)
板びき網2.JPG
港を出てから帰港するまで約9時間の航海でしたが、網を曳いたのは10回ほど、少しづつ場所をかえながら繰りかえされました。
今回確認できた魚の種類は以下の通りです。
ドチザメ・ドチザメの仲間・サカタザメの仲間・ガンギエイの仲間・アカエイ・ハモ・アナゴの仲間・カサゴの仲間・トゲカナガシラ・オニゴチ・コチの仲間・ホタルジャコ・テンジクダイ・マアジ・オキヒイラギ・ヘダイ・クロダイ・マダイ・シロギス・ヒメジ・イシダイ・マナガツオ・トラギスの仲間・ホロヌメリ・ヤリヌメリ・タマガンゾウビラメ・セトウシノシタ・ウシノシタの仲間・ウマズラハギ・フグの仲間

以上の30種類ですが、特にマダイとマアジの数が多かったようです。
なお、見逃してしまったものもありますので、種数はさらに増えるはずです。
この他に、エビ・カニ・シャコ類、イカ・タコ類、貝類なども加わり、甲板上はまさに大阪湾の「底もの」たちの多様性をギュッと詰め込んだようでした。

実際に漁業の現場を体験することで、大阪湾の「豊かさ」を実感できました。

でも・・・、小雨が降りしきる中、船上の約9時間は私にとってしばらくは船に乗るのは遠慮したくなるのに十分な長さでした。漁師さんはすごい!


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