「なるほどー」ってなる場所 ~サメとエイの見分け方~
- 2016.09.16
- 魚類チームの日記
の夏も例年通り、土日にナイトツアーを実施していました。
ナイトツアーは閉館後の海遊館を飼育係が解説しながら案内するツアーなわけですが、飼育係も様々で、海獣担当者は海獣の話を、魚類担当者は魚類の話を、中でも自分の担当生物を中心にお話します。
皆様と一緒に水槽を回っていく過程で、前半は海獣水槽が集中することから、海獣担当者は前半にいっぱいお話ししますし、魚類担当者はどっちかというと「グレートバリアリーフ」水槽、「太平洋」水槽以降にたくさんしゃべりたい!という傾向にあります。
とはいうものの、飼育係はけっこうしゃべるのが好きな人が多く、前半も後半もたくさんしゃべりまくっているかもしれませんが(笑)。
ちなみに夜の見学はおとまりスクールでも実施しています。
夜の見学で楽しいひとときを過ごしつつ、「太平洋」水槽の底に到達する頃には、さすがにお客様も歩き疲れ、聞き疲れ?してらっしゃいます。
しかし、ここで見ていただきたい、聞いていただきたいのが、『サメとエイの見分け方』です。
なんせ、横を見ると、サメとエイがわんさかいるのですから、実物を見て確認しない手はありません。
ポイントはエラの位置!
サメはアカシュモクザメに登場願いました。
エラは体の横にありますね。
では、エイはどうでしょう?
ホシエイさん、よろしくっ!
この通り体の腹側にあります。
ではでは、名前に「サメ」とついているシノノメサカタザメはどうですか?
体の横にはエラがありません、だからエイの仲間ですよ。
じゃあ、この縦列で泳いでいるジャイアントシャベルノーズさんはいかが?
こちらも体の横にエラがないので、エイの仲間。
体の形はサメのようなのにエイなんですねー!
(本当はジャイアントシャベルノーズレイ、レイ=エイなので、ごめんなさい、ちょっとずるをしました)
というように、ここはお客様には実物を見て、なるほどーと思っていただける場所なのです。
歩きつかれた人もここで再度テンションアップー!
あと、こちらも実物と比べると更に楽しいです。
ナイトツアーやおとまりスクールでなくても、皆様にご覧いただける場所ですので、特に夜にご来館の際はぜひぜひ観察してみてくださいね。
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