タツ仔

5F企画展「ぎゅぎゅっとキュート」では2月後半からオオウミウマの赤ちゃんを展示しています。
展示場所は親御さん(親オオウミウマ)水槽のお隣なので、大きさを比べることができます。

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タツノオトシゴの仲間は、親が腹部にある育児のうという袋で卵を守り、育児のう内でふ化した魚(赤ちゃん)を産出することで有名です。
赤ちゃんを産出する親魚は「お母さん」と思いがちですが、実はこれ、お父さんなんです。
つまり、育児のうを持つのはオス、メスは育児のうに卵を産みつけ、そこで受精するので卵や赤ちゃんを守るのはオスの役目というわけです。
パパが赤ちゃんを産出した時の話は担当者に譲るとして、今回はバックヤードでの赤ちゃん飼育のようすをご紹介。

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△赤ちゃんは飼育容器に水を張った大きな水槽に入れて飼育します。

赤ちゃんは遊泳能力が低いので、あまり水流などがないのが好ましく、水温調整もこのようなウォーターバスで行なうほうが安定しやすいためです。

▽この仔たちは展示しているこどもたちと同じ時に生まれた仔。
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そろそろ細いひもに巻きつくことができるようになりました。
ところで、担当者たちはこの仔たちのことを「タツ仔」と呼んでますが、本当はオオウミウマのこどもだから「ウマ仔」とちゃうのん?と言ったのですが、採用されず...。

まあウマ仔っていうと馬のこどもっぽいからかなあ。

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