深海の小さな生き物たちVol.13

はじまりました!

プチ企画「室戸から来たエビ・カニ」!

海遊館4階の深海コーナーにある4つの水槽に室戸から来た深海性のエビやカニたちを展示しています!
みなさん、「室戸」ってどこにあるかご存知ですか?海遊館のジンベエザメのふるさと高知県です。
海遊館はオープン前から室戸の海で、漁師さんたちの協力を得て生物採集をおこなっています。そして2015年から高知県海洋深層水研究所と共同研究をおこない、深海生物の生態解明に取り組んでいます。

ではではさっそくメンバーをご紹介しましょう。
まずは、こちら、2003年に新種と認められた「ミクロドイバラモエビ」なんと水族館で展示されるのは国内初です!
「ミクロド」の由来は弘法大師(空海)が悟りを開いたといわれている室戸岬にある洞窟「御厨人窟(みくろど)」。

mikurodo1.jpg

展示している個体は室戸沖水深300m以深に設置されている高知県海洋深層水研究所の深層水取水口から2000mもの長~~~~い管を通って研究所にたどり着いたそうです。
2.5cm程でとても小さいため海遊館に搬入してからは小さなカゴで飼育していました。
カゴのすみにいることが多かったので岩の陰なんかにいるのかな~と思って、展示水槽へ移すと。。。

mikurodo2.jpg

岩の陰ですが、砂地ではなく岩側に落ち着きました(餌は後で与えたものです)。
深海でもこのような岩の裏側にいるのでしょうか。
まだまだ文献も少ない種ですので、続報がお伝えできるように観察がんばります♪


と、今日はここまで。残りのメンバーもVol.14でご紹介しま~す。

この記事もおすすめ!