パタ、ありがとう。

ご存知の方も沢山いらっしゃると思いますが、10月10日にラッコのパタが天寿を全うしました。

10月3日の午前中から餌の食いが悪くなり、約1週間ラッコ担当と獣医で24時間体制のケアを行いました。
しかし、10日の午前4時に天国に旅立ちました。
息を引き取る直前まで、ゴム製のおもちゃを渡すと受取り遊んだり、貝殻を渡すと噛んだりもしていました。
普段のパタは、おもちゃなどほとんど興味のなく、すぐに飽きてしまい捨てたりするのに...

パタは最期の最期まで私たちに可愛い仕草見せてくれました。

私はパタの担当になり約5年。当時、パタは17歳でした。
当時はエサの時間にはモリモリとイカ食べてくれ、色んなトレーニングに励んでくれました。
しかし段々とパタも「おばあちゃんラッコ」と呼ばれる年齢になり、エサの好き嫌いが激しくなっていきました。
今食べたくないものは捨てたり、ポケットに隠したり。夜遅くまでエサやりをすることも日常的にありました。
高齢になるにつれ体調を崩すことも増えてきましたが、いつも奇跡の回復を見せてくれました。

イベントで可愛い氷を作っても受取ってもらえなかったり。潜水作業中には頭を叩かれたり。
過ごした時間はそこまで長くはありませんが、パタとの思い出はたくさんあります。

パタと過ごした5年間は私に多くのことを教えてくれました。

水槽に行けば毎日パタに会えていたのに、今は一番遠くに行ってしまって、水面が揺れていない静かなプールを見るのにまだ慣れません。
しかしクヨクヨしているとパタに怒られてしまいそうなので、担当一同明るく過ごしていこうと思います。
最後に今までパタを応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

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