鰹の烏帽子[ カツオノエボシ ](以布利通信 14)

以布利センターです。

この季節、台風などで海側から強い風が吹くことがあります。
風に流された漂流物に付いてアミモンガラやナンヨウツバメウオなどいろいろな生き物が港の中に入ってくるため、変わった生き物がいないかとちょこちょこと飼育係が港の中をのぞきに行きます。
そんな中で、奇妙な形の泡を見つけました。

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「あれっ!!もしかして...」と思い、網ですくってバケツの中へ。

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そう!!この生き物はクラゲの仲間、悪名高き危険生物の「カツオノエボシ」でした。
漢字では「鰹の烏帽子」...。
でも、このカツオノエボシ、近くで観察すると非常に綺麗なんです。

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透き通るような青い色をしています。
危険な生き物ということも綺麗だと感じる要因かなと思います。
みなさんにも見ていただきたいですが、なかなかよい状態で大阪に送るのはちょっと難しいかな?

カツオノエボシは死亡した個体でも毒を維持していることがあります。砂浜や港で見かけても、絶対に素手で触らないように注意してください。
変わった生き物がいればまた報告しますので楽しみにしておいてください。

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