謎の物体
- 2020.06.18
- 魚類チームの日記
魚の餌として、全長5~10㎝のイカを使用しています。1日に約15㎏程使うのですが、冷凍のブロックを解凍後、ごみなどが混ざっていないかを確認して、より分けていきます。
その際、出てきたこれ!!
大きさは私の掌の半分より小さめ、触るとフヨフヨとしています。
「海綿だな!」と思い、捨てようと裏を向けたところ!
真ん中に穴があって、そこから固いものがぴらぴらとしています。
なんじゃこりゃ??
作業がひと段落したところで、中を開けてみました。
海綿はすっと切ることができました。感触はちょっとぱさぱさした羊羹っぽい感じ。
周囲をそぎとるように切っていくと。
なんかひげがでてきた!
さらに切り開くと。
エビ、というかこの形だとヤドカリの仲間ですね~。
海綿にはもともと穴が開いていますが、住みやすいようにヤドカリ自ら中を改良したのでしょうか??
種について詳細な同定はできませんでしたが、ネットなどで調べると、カイメンホンヤドカリというのがとても近い仲間と思われます。
そのヤドカリは「大型個体はコルクカイメンを背負う」。ということです。
まさに海綿の感触はそれだ!!
私の表現(上記)は当たってますか??
海には私たちが知らない、面白い生き物がまだまだたくさんいるのだなあと感じます。
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