今年の干支は?
- 2021.01.07
- 魚類チームの日記
元旦の朝に撮影した「エクアドル熱帯雨林」水槽です。
▼昨年の干支(ねずみ)に関係する生き物カピバラです。
どこにいるかって?拡大してみましょう
大役を果たし?まったりしていますね。
さて、今年の干支は「牛」
▼みなさんをお出迎えする「アクアゲート」水槽で暮らすクロガネウシバナトビエイです。
ニューイングランド南部からブラジルまでの大西洋に分布しています。
▼そして、「太平洋」水槽にはウシバナトビエイ。
西太平洋とインド洋に分布しています。
ご紹介した2種の違いは、歯列と歯の形などで外見だけ区別するのは難しそう...
英名ではCownose Ray、牛の鼻のエイなわけですが、これは顎の下にある頭鰭(とうき)と呼ばれるヒレの部分がウシの鼻の形に似ているためこの名前が付けられたそうです。
頭鰭は目の下のMの部分(赤矢印、青矢印は口)になりますが、一体どのようになっているのでしょうか。
▼ちなみに頭鰭を使う時はこんな感じです。
ということで、エイ博士である当館館長に聞いてみました。
Mの部分は筋肉とやわらかい骨でできており、Mのへっこんだところを支点として内側にぎゅぎゅっと押し出されてくるのだそうです。
このようすが2つに分かれた牛の鼻に似ているからウシバナなのだとか。
▼給餌時間に写真をとってきました。
いかがでしょうか?牛の鼻に似てますか?
▼もうひとつ「牛」の名前を持つ魚をご紹介します。
「グレート・バリア・リーフ」水槽のウミスズメです。フグの仲間でおちょぼ口がかわいい魚です。
名前を見たら、スズメ?鳥ちゃうん?と思ってしまいますが、、英名はCow fish。
ちなみに「アクアゲート」にはやはりCow fishと呼ばれるコンゴウフグもいます。
本当に名前の由来はおもしろいと思う2021年の幕開けでした。
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