以布利通信36「冬の珍しい現象」

こんにちは、以布利センターです。
みなさん、海といえば夏のイメージですよね?
私も海は夏にしか行かなかったのですが、以布利にきて冬の海も夏に負けないぐらいたくさんの魅力がある事に気づきました。
今回ご紹介するのは、寒い冬の海で見られる珍しい現象をご紹介します。

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これは「けあらし」という、冬の海に発生する霧のことです。
気象用語では「蒸気霧」(じょうききり)といい、「けあらし」という言葉は北海道の方言だと言われています。
「けあらし」は、夜に冷やされた陸上の空気が暖かい海上などに流れ、水面の水蒸気を冷やすことによって発生します。

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けあらしを見る為のポイントは、5つほどあります。

① 晴れていること
②気温がマイナス15度前後であること
③気温と海水の温度差が15度以上あること
④東南東の風が吹いていること
⑤風速が3~5メートルあること

など、他にも色々な要因があります。

このように「けあらし」を見るためには様々な条件が重ならないと見ることが出来ないので以布利でもなかなか見ることが出来ません。
皆さんも少し早起きしてお近くの海に行ってみてはいかがでしょうか。
もしかすると、普段とは違う海の景色を見ることができるかもしれません。

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