残暑お見舞い~
- 2022.08.18
- 魚類チームの日記
暦の上では立秋となりましたが、いっこうに衰えを見せない暑さが続いております。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
海遊館でくらす動物たちの中でも、暑さに強い動物といえば、熱帯地域に生息するアカハナグマやカピバラ、リスザルたち。
海遊館は屋内飼育施設なので、もちろん空調は効いているのですが、アカハナグマやカピバラ、リスザルたちが暮らしているバックヤードは、夏は外気温とそれほど変わらないくらい気温が上昇します。
暑さには強いとはいえ、動物たちも人間と同じように熱中症になることがありますし、動物たちが快適に過ごせる温度があります。
そこで、今回は暑い夏を元気に乗り切ろう!企画。
アカハナグマ、カピバラ、リスザルたちへの暑さ対策をご紹介します♪
対策1つ目。
まずは、日除け。
直射日光が当たらないよう、寒冷紗を使って日陰を作ります。
二つ目の対策は、扇風機(&冷風機)
空気がしっかり回るように、家庭用・業務用の扇風機をうまく配置して使っています。
冷風機と扇風機2台の合わせ技も!
三つ目は、ミスト。
これは効果抜群で、ミストをつけると室温を確実に下げることができます。
カピバラもハナグマも気持ちよさそう。
最後におまけ、水分&塩分補給。
アカハナグマの「トマト」は、過去に低ナトリウム血症がみられたことがあったので塩分が少し含まれた特製のゼリーをずっと与えています。
夏になると、水分補給の意味合いも含め、少しゼリーを増量します。
このゼリー、ほかのアカハナグマにも人気で、少しお裾分けで「トマト」以外のアカハナグマが食べることも。
暑い中、作業をしている飼育係員も熱中症にならないように、水分&塩分補給をしっかりしていますよ。
動物たちの暑さ対策、いかがでしたか。
皆様も熱中症にならないように、無理をせず、どうかご自愛して暑い夏を乗り切ってくださいね。
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