クラゲの腕?

皆さんはクラゲに腕があるのを知っていますか?
「口腕(こうわん)」と言って、クラゲの足のように見える部分です。
「口」「腕」「足」!ややこしいですね...。

まずはミズクラゲの口腕から見ていきましょう。
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クラゲには触手があるのをご存知の方は多いと思います。
ただ、触手と口腕は同じものと思われている事が多いかもしれません。
写真からわかるように、触手は傘の縁に生えている糸のように細いものなのに対して、口腕は少し太くて、傘の中心から生えています。

次はサカサクラゲの口腕です。
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ミズクラゲは半透明でしたが、こちらは白っぽく、枝分かれした先に付属器と呼ばれる小さなひらひらも付いています。
口腕の本数はミズクラゲ4本、サカサクラゲ8本と種類によって変わります。

最後は私が最近お気に入りの、プロカミアジェリーです。
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いかにも刺されると痛そう。でも、口腕は細かいレースのようでとても綺麗です。見ていて飽きませんね!
よく見ると、黄色っぽい粒々がたくさん付いています。
これは餌として与えているアルテミア(甲殻類)です。
口腕は触手と同様に刺胞毒があり、餌を捕まえることにも使われています。

いかがでしたか?クラゲの「腕」は、クラゲによって形も、色も、数も違います。
ぜひ、注目して見てみてくださいね!

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