エクアドルの小さな命

「エクアドル熱帯雨林」水槽に暮らしているロイヤルファロウェラは、よく流木やアクリルの壁に卵を産むのですが、今回その卵から稚魚が生まれました。

産み付けられた卵はオスが守りますが、大きな魚が相手では守りきれないこともあります。
水槽の掃除を行った際、他の魚に卵を食べられているのをみつけたので無事だった卵を回収し、バックヤードで管理していました。

それから時間が経ち...ついに稚魚が生まれ泳ぐ姿が!

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(写真では背中側が下向きになっています。緑色のものは餌となるチンゲン菜です)

現在はブラインシュリンプや菜っ葉などを与えています。
大きさは 2~3cm ほど、展示できるサイズになるまで元気に育ってほしいです。

そして、同じくバックヤードではアピストグラマ・アガシジィ(学名:Apistogramma agassizii)を繁殖させるために準備を進めています。アピストグラマ・アガシジィは南アメリカに生息する小型のシクリッドの仲間で、オスの鮮やかな体色が特徴の魚です。

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繫殖のための環境づくりとして、床材にソイル(水草水槽などに使う土)を使用しました。
ソイルによって、アピストグラマが好む水質(弱酸性~中性)をつくることができます。
また、穴の中や流木などに卵を産む習性があるので、植木鉢と流木で隠れ家を作り、卵を産んでもらいやすいように工夫しました。

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後は産卵してくれるかどうか...、気長に見守りたいと思います。

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