アカハナグマグループ再編成
- 2024.10.18
- 魚類チームの日記
今年の春先に「パナマ湾」のアカハナグマを2頭展示から3頭展示にしたとお知らせしました。
(→「アカハナグマ多頭飼育への挑戦」)
イチゴ(14歳)、ソラ(9歳)、ミラ(5歳)の3頭です。
おおむね仲良くやっていたのですが、夏ごろからソラとミラで若干小競り合いが見られるようになり、なにか変化を与えるほうが良いと考え、年かさのイチゴをバックヤードに移動し、ミラの姉妹であるラーラを投入しました。
ラーラはミラよりもさらに好奇心旺盛で力も強いメス。私は密かに「ジャイアン・ラーラ」と呼んでます。女子なのでジャイ子かな??
9月上旬に移動を実施したところ、大きな闘争はなく、一緒にいたり、別々にいたり自由な3頭です。たまにジャイ子・ラーラと気の強いソラでもめることもありますが、ミラがよい緩衝材になっているようです。
先日の朝はみんなでくっついて寝ていました。
どうぞこのまま仲良くね。
一方、バックヤードのイチゴは同い年のトマト(14歳)と、トマトの妹の娘であるパプリカ(12歳)と同居を始めました。
実はハナグマ飼育開始当初から担当している私にはトマトとパプリカが一緒の部屋にいるなんて、もう青天の霹靂!
昔、イチゴ&トマト&妹とパプリカとそのきょうだい2頭が初めて「パナマ湾」で同居したときのこと、トマトはこどもたちを見たとたんに追い掛け回し、1頭は水の中にドボン。なんとか自力で上陸しましたが、その水に落ちたこどもこそパプリカでした。
それから、何度同居してもトマトがパプリカを追い回してうまくいかず、「あんたが大好きだった妹のこどもなんだから、もう少しやさしくしてよ」と思っていましたが、トマトは知らんがな...な態度。
それが同居しているのだから、感慨深いです。
そんなところにイチゴ投入。もともと、イチゴとトマトは小さいころから一緒にいたので違和感はなかろうし、イチゴとパプリカもずっと一緒で問題はありませんでした。とはいえ、2頭と3頭では関係がどう変わるかわかりません。どきどきしつつ同居すると...あっさり3頭でなじみました。よかったー。
こちらも3頭一緒にいたり、誰かが離れていたり。
今日はパプリカが1頭でのんびりしていました。
14歳コンビは元気そうでなにより。2部屋を行き来できるので、広く使えてよい感じです。
今後、若いチームも年上チームも関係性がどのように変わるかはわかりませんが、注意深く見守っていきたいと思います。
- 最近の記事
- カテゴリー
- 月別アーカイブ