アカハナグマ赤ちゃんデビュー

本日からパナマ湾水槽にてアカハナグマの赤ちゃんの展示を開始しました。
この赤ちゃんは母アズキと、現在バックヤードにいるリンゴとの間に9月6日に産まれた♀3頭です。


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ハナグマの繁殖は季節性があり、アズキが産まれた動物園では5~6月頃が繁殖時期、アメリカ生まれのリンゴとイチゴは9~10月頃と伺っています。
リンゴは今年で2歳、アズキは5月で2歳なので、まだリンゴが性成熟していない可能性も高いけれども、来年以降の繁殖のためにもテストしてみようということになりました。
また、ハナグマは普段雌を中心とした群れで暮らしていますが、同時期に複数の雌が妊娠し、子育てする母親は群れから少し離れて生活し、こどもがある程度成長すると群れに戻るということも聞きました。
現在、当館にいる雌3頭が一斉に妊娠してしまうと、隔離する部屋が不足してしまいます。
そこで、今回は雌の中で一番物おじしないと思われるアズキを選び、バックヤードで5月末から7月初旬の1ヵ月半、同居を行いました。

同居中の2頭はそんなに仲がよいわけではなく、むしろ小競り合いがよく見られました。
特にアズキはリンゴが近づくと嫌がる様子が見られ、交尾らしき行動も見ることはできませんでした。
6月末に少し2頭の仲が接近したような気がしたものの、7月に入るとまた小競り合いが再開されたため、同居は中止し、アズキはパナマ湾水槽のトマトやイチゴの元に、リンゴはひとり暮らしに戻ったのです。

そして8月のお盆前、担当者がアズキの体重が増え、お腹が膨らんできたことに気づきました。
「まっ、まさかね...」と思いましたが、念のため、獣医に頼んでエコー検査をすると、腹の中にこどもが見えたのです。
3頭以上はいるのでは?とのことでした。

ぎょえーっ!リンゴくん、やったね!
ということでアズキはバックヤードで出産準備を行い、9月6日に無事出産いたしました。
アズキの巣箱はカワウソ用のものを流用しました。

出産後のアズキは大変神経質になり、係員が接近すると激しく威嚇をしたため、極力バックヤードへの入室も避け、ビデオでの行動確認をしたところ、授乳行動を確認することができました。

jyunyuuS.jpg生後1カ月もするとこどもたちの動きが活発になったことから、目が開いたものと予測されます。
このころになると、アズキの係員への威嚇も少なくなり、生後2カ月頃にはアズキに与えているドックフードやリンゴ、バナナなどをこどもたちも食べるのが見られました。
私たちもこのちびちゃんたちのことを、早く皆様にお知らせしたかったのですが、今回は当館での初出産であったため、慎重に慎重を重ね、生後3カ月を過ぎた今日からの展示と相成りました。

kodomoS.jpg展示にでた3姉妹たち。
当館のアカハナグマの愛称は「赤いもの」にちなんでつけているため、「アセロラ、パプリカ、ローズ」と名付けました。
展示槽は木があったり、池があったり、初めて見るものばかり。
さっそくおてんばぶりを発揮しています。

このかわいい娘たち、餌の時間(11:15、15:30)にはアクリルガラスの前に来てよく見えると思います。
皆様、よろしくお願いいたします。

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