アカハナグマのリンゴ、久々の再会
- 2013.04.22
- 魚類チームの日記
「パナマ湾」水槽のアカハナグマたち。
自然界ではメスと子どもたちが群れを作って暮らし、オスは基本的に繁殖期を除いて単独行動をすると言われています。
昨年9月6日に生まれたアズキの子どもたちは随分と大きくなり、アズキと見分けがつかない時もあるくらいになりました。
子どもたちが無事に大きくなったので、今年も繁殖の準備を始めることにしました。
今年のリンゴのお相手は誰にしようかな?と迷った末、現在「パナマ湾」水槽でアズキと仲良く暮らしているイチゴを選びました。
イチゴは2歳半になりました。実はこの2頭、約2年前に外国から一緒に海遊館にやってきました。
海遊館に来たときはまだ幼かったため、ずっと一緒にいましたが、アズキたちと同居後、成長と共にリンゴが他のメスたちとけんかするようになったため、別々に。それ以来、およそ1年半ぶりの再会です!!
同居を始める前は「うまくいくかな?」という不安と、2頭がどんな再会を果たすのかというわくわく感で前日はあまり眠れませんでした(笑)。
同居開始は4月20日からバックヤードで。
最初はにおいをかぎ合ったりして好調な滑り出しのようにも見えましたが、数時間後、イチゴがリンゴに対してひどく威嚇し、それに対してリンゴも威嚇し返すという行動の繰り返しでした。
この部屋にはハナグマが乗って休める台が1つしかなく、それをめぐって取り合いにもなってしまったのです。そこで台をもう1つ設置すると、話がうまくまとまったようで、その日はそれぞれ1つずつ使って寝たようです。
(手前がリンゴ、奥に小さく写っているのがイチゴ)
そして次の日、2頭の様子を見に行くと、おや?なんだか良い感じです☆
前日ほど小競り合いも見られず、2頭で1つの台を使っているではありませんか!!
ちなみにこちらは2年前の2頭。とってもかわいいです。
しかし、肝心の交尾行動はまだ見られていないため、ただの仲良しになられても困るのですが...。
ひとまず、2頭のこれからをあたたかく見守りたいと思います。
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