岸壁での生物調査
- 2013.04.21
- スクール担当
海遊館では、定期的に海遊館前の岸壁で生物調査を行っています。
先日の調査で、調査開始以来初記録の生物がでました。その名は「クビナガワレカラ」。
写真をみていただくとちょっとエイリアンのようですが、ワレカラは甲殻類の仲間で、エビ・カニとは親戚筋にあたります。
普段は後ろ足で海藻などにつかまっていますが、前方の足も使ってシャクトリムシのように移動する姿はユーモラスです。
大きさは1~3cmのものが多く、体も細長い為、海藻やゴミと間違ってしまいそうです。これまでも見逃していたのかもしれません。
岸壁の付着生物の世界は、小さな生き物たちの世界です。顕微鏡で拡大して見た時、そこにはミクロコスモスが広がっています。
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