セグロカモメ

酉年の新たなスタートに、鳥の話題を1つ。
今年に入って初めて浜辺の様子を見にでかけた時のこと、セグロカモメが波打ち際を歩いているのを見つけました(写真1)。

昨年の夏頃に高緯度地方で生まれ、初めての冬を迎えるため大阪湾にやってきた第1回冬羽の若鳥だと思われます。写真2はセグロカモメの成鳥で、別の日に漁港で撮影したものです。
セグロカモメは秋に大阪湾に飛来し、翌年の春頃まで見られます。
同じ時期に飛来するオオセグロカモメと似ており、野鳥観察の経験が足りない私はよくセグロ?オオセグロ?と迷います。
実は写真1の個体も南港野鳥園の方に鑑定していただき、セグロの方だと分かりました。

大阪湾のカモメ類は、1年中見られるウミネコもいますが、多くは冬鳥です。
ユリカモメやカモメ、セグロカモメなど多数のカモメ類が漁港に群らがっている光景は冬の風物詩ともなっています。
彼らのお目当ては魚介類を積んで帰港する漁船です。漁獲物のおこぼれを狙って、船の上を乱れ飛ぶ姿をよく見かけます(写真3)。

写真1. セグロカモメの若鳥(第1回冬羽)
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写真2. セグロカモメの成鳥
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写真3. 帰港した漁船をめがけ、一斉に飛び立つカモメ類。
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この日は、たくさんのユリカモメやウミネコに会うことができました。

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