ジンベエザメに海のことを聞いてみよう~海と日本PROJECT~
- 2017.09.14
- 魚類チームの日記
去る8月6日、『ジンベエザメに海のことを聞いてみよう~海と日本PROJECT~』が開催されました。
このイベントは、日本財団と北海道大学大学院水産科学研究院との共催で開催されました。
海遊館のシンボルでもあるジンベエザメから海のことを少しでも知っていただこうということで、海遊館が研究で御世話になっている3人の先生方を御招きし、それぞれの専門分野について語って頂きました。
午前の部はシンポジウム。
▼西田館長のご挨拶から始まり
▽まずは北海道大学名誉教授の仲谷一宏先生『サメの仲間とジンベエザメ~その形と暮らし~』
▽仲谷先生にはサメ全体のお話からジンベエザメの形についてお話していただきました。
▽続いて、北海道大学教授の宮下和士先生『バイオロギングでジンベエザメを追う』
▽宮下先生にはまさに海遊館と行っているジンベエザメの行動経路の研究についてお話していただきました。
▽最後が、理化学研究所の工樂樹洋先生『DNAで見るジンベエザメと私たちの関わり』
工樂先生にはDNAについて基本のお話からジンベエザメを始めとしたサメのDNAの特徴とその研究についてお話していただきました。
そして、午後はサイエンスカフェ
海遊館のVIPルームを贅沢に使い、ジンベエザメの真横で午前に御講演いただいた3人の先生方と関わりの深い飼育員が、お客様を交えてお話ししました。
お茶請けのお菓子にはジンベエザメのクッキーなどご用意しました。
午前中の研究の話から、研究の道に進んだきっかけなど普段中々聞けないことまでお話していただきました。
後半になるとお客様からの質問なども飛び交い、かなり和やかな雰囲気♪
お客様も積極的で色々な知識を持って帰って頂けたのではないでしょうか。
今回のイベントを通して、一人でも多くの参加者の方に海について少しでも興味を持っていただけていれば幸いです。
多くの方々のご協力のおかげで、今回のイベントを素晴らしいものとすることが出来ました。
今回のイベントで、講演内容など色々な面におきまして便宜を図ってくださった3人の先生方、そして本イベントを開催するにあたり、多大なるご協力をいただいた日本財団と北海道大学大学院水産科学研究院の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
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