帰ってきたアカハナグマ
- 2018.12.15
- 魚類チームの日記
「パナマ湾」水槽の陸上部分にはアカハナグマが暮らしています。
イチゴ(8才)とソラ(3才)のメス2頭を展示していたのですが、先月からもう1頭、パプリカ(6才)が加わり3頭展示になりました!
「手前がパプリカ、後ろがイチゴ」
「ソラ」
ソラがやってくる前にイチゴと一緒に暮らしていたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。パプリカは海遊館生まれで、少し気難しい性格。他のアカハナグマと打ち解けるのにもちょっと時間がかかるタイプです。実はソラとパプリカはバックヤードで一度顔合わせをしているのですが、初めて会ったソラに対し「誰なのー?!」とパプリカが鼻へパクリと一撃食らわしたという過去があります。なのでうまく仲良くなれるか正直心配でした。
ソラは若いこともあり好奇心旺盛で、でも誰よりビビリなので彼女が十分「パナマ湾」水槽の暮らしに慣れた頃を見計らってパプリカとの同居となりました。
パプリカをドッグケージに入れて展示室に連れて行くと、イチゴがすぐに寄って来て柵越しにパプリカへ前肢を伸ばし興味津々。ソラは腰が引けながらも周りをウロウロ。威嚇をする様子もないので扉を開けてパプリカを合流させると、イチゴとソラがキュピキュピ鳴きながらパプリカにまとわり付きました。ケンカにならず一安心。そのまましばらく観察していると、なんだかソラの動きが面白いことに気がつきました。イチゴがパプリカの毛づくろいを始めると「私もやってー!」とソラが2頭の間に何度もぐいっと入り込むのです。電車ごっこのように3頭が連なって動き回ること数時間。夜には落ち着いて木の上で寝ていました。
にぎやかになった「パナマ湾」水槽のアカハナグマたちに会いに来てくださいね。
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