ブログ「海遊館日記」

ペンギンが暮らす「南極大陸」水槽には人工降雪機があり、雪が積もった南極大陸をイメージしています。「雪かき」をしないと人工降雪機の下はかき氷のように雪がどんどん積もってしまいます。
開館中は飼育スタッフが適度に雪かきをしていますが、夜間はずーっと積もりっ放しになってしまいますので、朝に出勤すると水槽の中央に雪山ができています。





ペンギンたちはこの雪山が好きなようで、多くのペンギンが雪山に集まっています。
常に雪が降っている雪山の頂上には、ほとんどの場合アデリーペンギンの5番がいます。





けれども、頂上は人気のある場所のようで、入れ代わり立ち代わりいろんなペンギンがやって来ます。
ある朝にはアデリーペンギンの175番が頂上にいました。




するとアデリーペンギンの5番がやって来て頂上を奪いました。



ところが、しばらくしてオウサマペンギンの243番がやって来ました。アデリーペンギンの5番はさすがに1歩引いて場所を譲ります。



そして、にらみ合い。アデリーペンギンの5番はちょっと不満そうです。



毎朝こんな感じで誰が雪山の頂上にいるのか、私の密かな楽しみでもあります。