さび!さび!!さび!!!

タイトルからうるさくて、すみません。
設備担当です。
突然ですが、全国の水族館設備担当が一度は考えるであろうことランキング第三位ぐらいに「サビってどうにかなりませんかね・・・?」
がランクインしていると思います(筆者調べ。根拠はありません。)

水族館にとって、海水は飼育生物の生命維持に重要な役割を果たしていますが、それと同時に触れた金属にサビを引き起こす腐食力は、まさに脅威です。
見た目も古臭い感じになりますし、サビによりどこかに穴があいてしまうと漏水の原因にもなります。

2002_setubi_01.jpg

▲サビに強い、分厚いステンレスですら、このありさまです。

海遊館ではこういった海水に接触する金属部分は定期的に整備を実施しています。
今回は水の逆流を防いでくれる「チャッキ弁」の整備です。

2002_setubi_02.jpg

分解して表面を削ってサビを落としていきます。

2002_setubi_03.jpg

右側がサビを落とした部品です
どうでしょう⁉かなりキレイになったのではないでしょうか!!
結構、時間かかったんですよね~!
・・・とまぁ、ここまでは良かったんですが、別の部品のサビを落としていると腐食がかなり進んでいたため、えぐれるような穴があき、このチャッキ弁は整備不能になりました。

2002_setubi_04.jpg

長時間の努力が無になり、若干凹みました。
金属に穴をあけるだけじゃ飽き足らず、設備担当の心まで凹ませるとは、恐るべき海水の腐食力・・・!

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