以布利通信32 「磯の王者と幼少期」

こんにちは!以布利センターです。今回は以布利の海で『磯の王者』と呼ばれる魚にご挨拶に行きたいと思います。
暑い日に海に入ると気持ちがいいですね。この日の以布利の水温は25℃。外は35℃を超える日も出てきているのでずっと海に入っていたいです。ポイントに向かう道中、ウツボやシマアジの群れが歓迎してくれました。

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ようやくポイントに到着!ちょうど夕まずめの時間帯で魚たちが集まってきました。
沢山の魚たちの中に...王者のシルエットが!!

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いました!イシダイです!!

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少し遠いですが、白黒のストライプ模様を写真に収めることができました。
イシダイは磯釣りでは簡単に釣ることの出来ない魚で、釣り人の間では「磯の王者」とも呼ばれています。ただ、海に潜ってみると案外見かけることができます。それどころかイシダイの方が潜水者に近づいてくることも。好奇心が旺盛な魚としても知られているこの魚、イシダイの目に、潜っている我々はどのように見えているのでしょうか。
イシダイはもっと大きくなるとこの縞模様が薄れて体色が銀色を帯び、口の周囲が黒くなりより貫禄が出てきます。その様子から「銀ワサ」や「クチグロ」とも呼ばれたりしています。イシダイは「瀬戸内海」水槽で見ることができます。
ではイシダイの幼少時代はどんな姿なのでしょう。先日、以布利センターの近くに、流れ藻があり、それに乗って会いに来てくれました。
それがこちら!

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全長は3㎝ほど。縞模様がくっきりとしていてなんとも可愛らしいです。
イシダイは体が小さい頃は流れ藻を住み家にしながらすくすくと育ち、やがて岩礁帯に移り住み、より大きくなっていくのです。
小さくて可愛いイシダイと大きくて力強いイシダイ。

皆様はどちらがお好きですか?

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